誰かに祈りをおくる時
誰かに何か大変なことが起こったとき、良いと思うことを勝手に「〇〇になりますように」などと祈るのは人生のバランス的に良くないのだそう。(ウィリアムレーネンさんか言ってた)
どの経験も必要で起こるから。
少し前に、わんことお仕事をしたことがある方が病気になったと聞いた。容態はわからないと。
わんこをかわいがってくれたし、お話もした。
会ったことのある人に、何かが起こると言うのは衝撃がある。
仕事先で見た事のあった人が亡くなったとか
友達の家に行って少し話したお姉さんが亡くなった、とか。
ずっと胸がザワザワしていた。
ねぇ、わんこ。何を想ったらいい?…。
目を閉じてみた。
すると、眩いキラキラとした光が、まぶた一面にあふれた。温かい光がとめどなく降り注ぐような。
はっとして目を開けた。
そうか、ただそんな愛を送ればいいんだ。
良くなってほしい希望や、自分が安心したいという気持ちをどこかに持ちながら、特定のことを願うのではなく。
ありのままの所に、温かな愛を送る。
知らなかった「愛」の事を少し知った日だった。
◆◆◆
それからしばらくして、良くなっていると聞いた。
私はあの光を想う。