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知略悪略 / Mit List und Tücke

デザイナー:Klaus Palesch
アートワーク:Makiko Kodama, Sai Beppu
出版社:Berliner Spielkarten, 数奇ゲームズ
プレイ時間:60分
プレイ人数:4~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

メイフォローのトリックテイキングゲームです。カード構成は、4スートでランクは1~21。

ゲームはプレイ人数と同じラウンド数で構成されています。各ラウンドではカードを配りきって手札とします。

手札が配られたらトリックの開始。リードプレイヤーから時計回りにカードをプレイしていきます。メイフォローなので、リードプレイヤーのスートをフォローしても良いし、しなくてもOK

青、赤、黄色のスートがプレイされたので、以降のプレイヤーは紫スートをプレイできない。

ただし、3色のスートがプレイされたら、4色目はプレイできません。必ず、プレイされた3色のいずれかのスートのカードをプレイします。

全員カードをプレイしたら、親分と子分を決めます。親分はリードスートで最大ランクのカードをプレイしたプレイヤーで、子分はリードスート以外で一番ランクの低いカードをプレイしたプレイヤーです。全員フォローした場合は親分だけを決めます。

現在、子分ポジション。残り3人が何をプレイするかが恐ろしい…

親分と子分が決まったら、プレイされたカードの分配です。親分がプレイされたカードの半分を選んで手元に獲得し、子分は残りを獲得します。また、子分は次のトリックのリードプレイヤーとなります。

これを繰り返して手札が無くなるか、いずれかのプレイヤーが手札がプレイできなくなった(4色目のカードしかない)場合に、ラウンドが終了します。

6×4÷2なので12点!

ラウンドが終了したら、得点計算です。獲得したカードのうち、枚数の多いスート2種類を選んでそれぞれ枚数を掛け算します。例えば、青6枚と黄色3枚なら18点。その後、残りの2色のスートのカード枚数で割り算します。先ほどの例で紫1枚、赤2枚なら18÷3で6点。

ゲームが終わったら、獲得した得点を合計して一番得点の高いプレイヤーの勝利です。

■遊んだ感想

Win-Winの関係でいくのか、相手を貶めるのか。状況判断が重要なトリテ。

3色目からマイナスではなく、割り算になっていく所が珍しい変態トリテです。マイナスにはならないけど、1枚の割引がヒドイ。

3色目も1枚までは大丈夫。

3色までしかプレイ出来ないため、後半のプレイヤーは選択肢が狭まりますが、その分場をコントロールできるのは強く、状況次第で如何様にも振る舞えます。逆に2番手辺りは辛く感じます。なるべく穏便に済ませたいところです。

基本的には子分になるとろくな事がないので、子分にならないように振る舞いたい所ですが、場の状況次第では親とWin-Winになれたりするのが面白く感じました。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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