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シュティッヒルン / Sticheln

デザイナー:Klaus Palesch
アートワーク:Oliver Freudenreich, Franz Vohwinkel
出版社:AMIGONürnberger-Spielkarten-Verlag, 数奇ゲームズ
プレイ時間:30~60分
プレイ人数:3~8人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

メイフォローのたまに取りたくないトリテです。取りたい時と取りたくない時がプレイヤーによって変わってくる。

使用するカードはプレイ人数によって変わりますが、6人で遊んだ時は、6スートとかそんな感じでランクは0~14くらいでした。ゲームはプレイ人数分だけラウンドを行います。

各ラウンド、手札が配られたら最初に1枚選んで手元に伏せておきます。全員揃ったら同時に公開です。ここで公開したカードは『自分にとって、獲得するとマイナス点になるスート』になります。なお、公開したカード自体もマイナス点の対象。

このラウンド、紫はマイナス点。なるべく紫の入ったトリックは取りたくない。

これが終わったらトリックの開始です。メイフォローなので、リードプレイヤーの出したカードのスートをフォローしても良いし、しなくても良い

全員がフォローした場合は数字の大きい方が強いわけですが、フォローしなかった場合はフォローしなかったプレイヤーのカードは全て切り札として扱われます。つまり、リードスートより強くなります。

リードスートは赤なので、これだと青6が勝つ。

切り札としてカードがプレイされた場合は、同じ数字は先勝ちになります。そして、一番強いカードをプレイしたプレイヤーはトリックを獲得します。

1つ注意なのは各スートの『0』。全てのスートの0は必ず負けるカードになります。それが例えリードカラーでなくても負けになります。スカルキングで言うところの『白旗』です。

緑がたくさんプレイされたので、流石に0で逃げます。

手札が無くなったらラウンド終了。得点計算です。得点は最初に提示したスートのカードは数字の合計分マイナス点。それ以外のカードは全て1枚1点になります。

ゲーム終了時に1番得点の高いプレイヤーの勝ち。

■遊んだ感想

弱点をお互いにさらけ出して勝負。2~3番手の苦しさ。

メイフォローと言う、ちょっと珍しいタイプのトリックテイキングです。プレイヤーによって、取りたくないスートが異なっているところが特徴で、隙をみて相手にマイナス点を押し付けられるのが面白いです。

後手番になればなるほど、勝ちやすく相手にマイナス点を差し込みやすいゲームになるので、2番手や3番手くらいはしゃがむしかない事が多く、我慢も必要です。

気を抜いてると1枚で-13点とか食らうので、しゃがむのも大事。

相手の取りたくないスートが分かっているので、敢えて下家のマイナス点になるカードで勝ちに行ったりできるため、最後手番でなくてもトリックを取りにいけたり、後半はスート自体が枯れている可能性もあるので、最後手番でなくても戦略的に動く事もできるところが面白くなっています。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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