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フィニート! / FINITO!

デザイナー:Garrett J. Donner, Brian S. Spence, Michael S. Steer
アートワーク: Steffi Brockschläger
出版社:Game Factory
プレイ時間:15~30分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

山札と手札を早く出しきるカードゲームです。同名のゲームがいくつかあるようなので、お気をつけ。ちなみにデザイナーの1人は『なげなげブリトー』のブライアン・S・スペンス。

カードの構成は4色で1~7が3枚ずつ。後は各色に特殊カードが少々。

ゲームは決められた得点に達するまで、複数のラウンド行われます。各ラウンドでは最初に各色1枚ずつ捨て札置き場にカードが置かれ、その後でプレイヤーは決められた枚数の個人の山札を作ります。そして、山から手札として規定枚数カードを引きます。

ラウンドが始まると、スタートプレイヤーから時計回りに手番が回ります。手番では、手札から1枚を選んで同じ色のカードの捨て場に置きます

この時、他のプレイヤーはプレイされたカードと同じ色かつ同じ数字のカードを持っていれば、「フィニート!!」と宣言して割り込みでそのカードをプレイする事ができます。複数のプレイヤーが同時にフィニート宣言する事もあり得ます。

旦那ぁ、その緑の5はフィニートですぜえ…

フィニート宣言された場合は、手番プレイヤーが、今プレイされたカードも含めて捨て場にある同色のカードを全て受け取り、手番を終了します。

フィニート宣言されなければ、続けて手札からカードをプレイしても構いません。手札が枯れたら、山から4枚引いて、さらに手番を続けても構いません。

もちろん、途中で手番終了を宣言してもOKです。

オレンジの1をプレイしたらフィニートされたので、オレンジの場札を全て引き取り。

特殊なカードは2種類。鍵と雲みたいなやつ。両方ともフィニートされないカードになるのですが、はさらにその色の捨て山をゲームから除外してくれます。

鍵はフィニートされないカードなので安心してプレイできる。雲っぽいやつなら、さらにその色のクリアが可能。

これを繰り返していき、山札と手札を全て使いきったプレイヤーが出たらラウンド終了。カードを出しきったプレイヤーはボーナスで+10点がもらえます。

手元残っているカードは全て1枚-1点となります。これを繰り返して、最初にマイナス点が定められた点数を下回ったらゲーム終了。得点の高い(おそらくは最もマイナスが少ない)プレイヤーがゲームに勝利します。

■遊んだ感想

常にロン和了りされる可能性があるし、ロンしたいカードゲーム。

フィニート宣言で相手にブッこむ事ができるのが楽しいゲームですが、各カード3枚ずつであるため、ある程度何が何枚プレイされたかをカウンティングしておく必要があります。

手番に割り込みでフィニート宣言できることから、リアルタイム性がありそうな雰囲気ですが、しっかり手番順なので、最初のうちは1枚プレイする度に「フィニートあります?」と確認しながらプレイする事ができます。もちろん、慣れてきたら「はい!それ、フィニート!!」みたいな感じでテンポ良く進んでいきます。

カードが溜まってくると、絶対フィニートされたくない。

何となく、麻雀で相手がリーチ状態でロンあがりされるかどうかみたいな雰囲気に感じました。ルールはシンプルでとりあえず「フィニート!!」したくなるゲームです。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★☆☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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