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ネクストステーション:ロンドン / Next Station: London

デザイナー:Matthew Dunstan
アートワーク:Maxime Morin
出版社:Blue Orange Games
プレイ時間:25~30分
プレイ人数:1~4人

参照:BoardGame Geek

■ゲーム内容

ロンドンに地下鉄路線を作り上げていく紙ペンゲームです。

ゲームは合計4ラウンドで行われ、各ラウンドで1つの地下鉄路線を作っていきます。4色のペンが入っているので、1ラウンド終わる毎にペンを隣に回していくことで毎ラウンド、プレイヤーは異なる路線を順番に作っていく事になります。

カードは赤バナーとそうでないものの2種類。同じ構成で、赤いカードが全て公開されるとラウンド終了。

ラウンド中、どこに線を引いていくのかは行き先カードに指示されています。そして、基本的には1つの路線は1本の線で辿れるように直線を引かなければいけません。また、駅以外で線路同士が交差したり、環状線を作ることもNGです。

用紙は黄色の線で区切られた区域に分けられています。そして、毎ラウンド、今回通った駅の区域数×選んだ1区域の中で今回通った駅数が得点となります。

例えば3つの区域に跨がった路線で、1つの区域の中で5駅通っていたとすれば、3×5=15点が得点となります。さらに、中央を流れる川を横切るごとに2点を加えて、そのラウンドの総得点が決まります。

なるべく多くの区画を跨がるような路線を作りたいところですが、それだけだと得点が伸びないところがニクいです。

線を引く位置は用紙に点線で示されているので、辿るように直線を引いていく。色の着いた駅は各ラウンドのスタート位置。トゲトゲの駅は到達する度に得点になる観光地。

ゲーム終了時の得点としては、路線の乗り換え本数による得点と観光地に何回繋いだかがあります。毎ラウンド、そこも意識しながら線を引いていかないといけません。

■遊んだ感想

地下鉄路線の構築を4回繰り返す紙ペン。同じ紙の上で4回同じ事を繰り返す苦しさ。

同じ用紙の中で4回線を引いていく行為を繰り返していくのは、紙ペンゲームの中でも少し変わったアプローチだと感じました。やることはシンプルで軽いゲーム感なのですが、前半のびのびやり過ぎると後半路線が作れる場所が無くなってきたりするので、前半からある程度どの辺を引いていくのか考えるのが面白いです。

異なる色のペンを回しながら進めていくので、プレイヤーごとに路線を作る順番が違うところも、後で全員のを見比べながら感想戦をする時にちょっとしたスパイスになっていると感じます。

また、ボーナス点が貰える目標タイルもあり、それを導入する事で「あそこの駅に行きたいけど、川を何回も往復しないといけない!」など悩ましさが上がります。こちらは慣れてきたら入れてみるとより楽しめると思います。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★★☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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