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ノースウッド! / For Northwood! A Solo Trick-Taking Game

デザイナー:Wilhelm Su
アートワーク:Wilhelm Su
出版社:Bad Boom Games, CMON Global Limited
プレイ時間:15~30分
プレイ人数:1人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

1人用のトリックテイキングゲームです。各国の王様と会談し平和的にノースウッドを統一できるように取り計らうと言うテーマ。マストフォロー切り札あり。

場には0~7の数字が書かれたカードが並べられ、その上に支配者カードが置かれます。手札を8枚山から引いたら準備完了。

並んだ支配者たち。下の4人の騎士は特殊能力で対話を手伝ってくれる仲間。

最初にプレイヤーはどの支配者と対話するかを選びます。選ぶ時に参考にするのは支配者の下の0~7の数字と支配者カードの上に描かれたスートのマーク。

選んだ支配者に矢印カードを置く。『葉の王』は黄色スートが切り札で1トリック獲得(隠れちゃってるけど)が条件。

支配者カードのスートはその支配者と対話する時の切り札スート数字は対話によって獲得しなければならないトリック数になります。獲得トリック数は多くても少なくてもダメ。

対話する支配者を選んだら対話の開始。各トリックの前には仲間の能力を1つだけ使うことができます。各仲間の能力は対話ごとに1回しか使うことができないため、使った仲間は横倒しにして使用済みを明示します。

各トリックの前に仲間の能力を発動できる。使った仲間は横倒しにして使用済みに。

能力によって、手札や山札のコントロールをしていく感じです。仲間によってはトリックの獲得数を減らしたりもできる。特に手札の枚数は対話の終了とも関係するので重要です。

それが終わったら、山札のトップのカードを公開します。これが、支配者のプレイしたカードになります。そうしたら、手札からマストフォローのルールに則って手札からカードをプレイします。つまり、常にリードは支配者です。

左が支配者のプレイしたカード(捨て山)で右が手札からプレイしたカード(得点札の山)。負けたら捨て山に移動する。

トリックを取ったら使ったカードを得点札に、取れなかったら捨て札とします。支配者のカードは全部捨て札。これを繰り返していき、山札が無くなるか手札が無くなったら対話終了。決められたトリック数ピッタリだったら説得成功。そうでなければ、説得失敗です。

説得が成功したら支配者カードを下にズラして、「ノースウッドばんざい!」を表示します。吹き出しに描かれている星が得点になります。失敗した場合は、支配者カードを捨てて、その下のカードを裏返します。

説得した支配者は一時的に仲間として連れていく事ができる。

説得が終わったら次の支配者を選んで、同じようにトリックテイキングを行いますが、説得成功した支配者はゲーム中一度だけ仲間として連れていく事ができます。この時は4人の騎士のうち1人のカードを上書きします。対話が終わったら仲間として連れていった支配者を取り除きます。

騎士の代わりに支配者を一時的に仲間にできる。条件に応じて連れていくかどうか判断。

全ての支配者と対話をしたら、ゲーム終了。星の数を合計して決められた得点を上回っていたら勝ちです。

最低でも星が16個必要。結構、難易度は高め。

■遊んだ感想

能力によるハンドマネジメントで帳尻を合わせていくまさかの1人専用トリテ。

トリテは1人用にはならんだろうと思っていた所に爆誕した1人用トリテ。ちょっとビックリしちゃいました。

ゲームはマストフォローのトリックテイキングでありながら、どちらかと言うとハンドマネジメントの要素が強くなっています。仲間の能力で色々と帳尻を合わせていくイメージです。

手札や山札が無くなった時に獲得トリック数を満たしておかないといけないので、仲間の能力でディール数自体を変更できるのは面白いアプローチだと感じました。

支配者が一時的に仲間になってくれる所も、どこに対話しにいくかを選ぶ時の選択肢として重要になっていて、なるべくなら早めに仲間にしておきたいとか、ここに行くならこの王様を仲間にしてから!とか戦略的に動ける所が悩ましくなっています。

BGAでやれるので、暇な時間にサクサクと遊べちゃうな…


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★★☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆

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