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カム・セイル・アウェイ! / Come Sail Away!

デザイナー:Daryl Chow, Saashi
アートワーク:Takako Takarai
出版社:Saashi & Saashi
プレイ時間:25分
プレイ人数:1~4人

参照:BoardGame Geek

■ゲーム内容


豪華客船の乗務員として、お客さんを望みの部屋にエスコートするゲームです。ドラフト&マンカラをベースとした目標達成型のシステムとなっています。

プレイヤーには、中央に大広間があり、その周りに客室や施設が配置された豪華客船が一隻与えられます。タイルを置いていくとちゃんと客船になるところが、なかなか凝っています。

顧客カード。1枚は隣のプレイヤーが選ばなかったもので、もう1枚は山から補充。そして毎回どちらかをドラフトする。

ゲームが始まると各プレイヤーには乗船する顧客が描かれたカードが2枚配られ、そのうち1枚を選ぶことになります。そして、選んだカードに描かれた顧客を客船に配置していきます。この時、顧客はカードの右から左もしくは左から右に順番に置かないといけません。

このカードだと、緑→黄→赤の順番かその逆順に客船に配置していく事になる。黄色はかばんを持っているので客室に案内してボーナスを得たいところ。

実際に配置する時は、開始するタイルを決めてそこからマンカラの要領で移動する度に、顧客を部屋に配置していきます。各部屋には置ける色が決まっている客室や『2色』や『全部違う色』など様々な条件が決められた施設、3色までならいくつでも顧客を配置できる大広間があり、上手いこと条件を満たすように配置していかないといけません。条件に見合うように配置できなかった顧客はマイナス点になります。

大広間以外の部屋は配置できる人数が決まっており、MAXまで案内することで部屋がひっくり返って得点化されます。一度、部屋が得点化されると、それ以降はその部屋に顧客を配置すると問答無用でマイナスになるので、部屋を埋める順番も考えないといけません。でも、施設には早取りボーナスもあるんですよね。早く部屋を埋めてボーナスは欲しいけど、下手に埋めると移動を制限されてしまう所が悩ましいです。

甲板の辺りにあるのがかばんボーナス。かばん持ちのお客さんを、その色の客室に案内すると様々なボーナスが貰える。

顧客の中にはかばんを持っている人がいて、この顧客は客室に案内できると、かばんボーナスを貰えます。かばんボーナスは追加の部屋が貰えたり、自由に配置できる顧客が降ってきたり、勝利点なんかも貰えるので、出来るだけ狙っていきたいところです。

■遊んだ感想

顧客満足って難しい。

毎回、カードを選んでマンカラの種蒔きをしていくだけなので、どこからスタートしてどうやって移動するのかが思考の中心になるゲームです。早取りのボーナス以外はほぼソロプレイに近いので、あまり他人に干渉されたくない方に楽しんで頂けると思います。

カードはドラフトではありますが、1枚は山札から補充だし、そもそも他人を絞る前に自分の客船に都合の良いカードを選ぶ事で手一杯です(笑)

施設タイルは10種類あって、一部を差し替えながら遊ぶことができるため、慣れてきたら色々とタイルを置き換えて遊べるのも嬉しいですね。


ルールの複雑さ  :★★★★★☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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