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ノヴァルナ / Nova Luna

デザイナー:Uwe Rosenberg, Corné van Moorsel
アートワーク:Lukas Siegmon
出版社:Edition SpielwieseHobby Japan
プレイ時間:30~60分
プレイ人数:1~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

いち早く手持ちのコマを全てタイル上に配置する事を目指すゲームです。

ゲームは終了条件を満たすまで時計回りにぐるぐると手番が回ります。特にラウンド的な概念はありません。

ゲームの準備として、各プレイヤーには規定の数の木コマが渡され、テーブルの中央にはタイルが配置された周回型のトラックが作られます。トラックの内側にはもう1つの周回型のトラックがあり、プレイヤーのコマを1つずつスタート地点に置いておきます。

ゲームが始まると、各プレイヤーは手番にトラックからタイルを1つ獲得します。獲得できるタイルは三日月型のマーカーがある場所から時計回りに3タイル分です。常に3枚のタイルの中から選ぶことができるわけですね。

ここからだと、赤、赤、水色のタイルから好きなものを選べる。タイルのないマスはカウントしない。

タイルを獲得したら、そのタイルに書かれた数字の分だけ内側のトラックで自分のコマを進めます

獲得したタイルは自分の手元で既に配置されているタイルに隣接するように配置します。タイルにはコマを置くための丸い場所が用意されており、条件を満たしていれば、その上に自分のコマを置くことができます。

青タイルの左下は『水色タイルが1枚隣接』の意味。達成したので、自分のチップを1枚乗せる。

条件と言うのは、丸いエリアの中に描かれた宝石みたいなやつの色と数になります。これはすなわち、このタイルに隣接しているタイルの色と数を意味しています。ちなみに同じ色が複数必要な場合は、同じ色で繋がったエリアのタイル数で見てもOKです。

赤タイルに2黄色必要なマスがある。一番上に今手に入れた黄色タイルを配置したので…
直接隣接はしていないが、同じ色のエリアとしてカウントすることができるので、達成となる。

これで手番が終了となります。次の手番プレイヤーは内側のトラックで最も遅れているプレイヤーです。つまり、数字の低いタイルを獲得して、最下位をキープすれば、連続手番になるわけです。

次は黄色プレイヤーの手番。選べるのは赤ばっか。

また、手番開始時にトラックにタイルが2枚以下となった場合は空きマスにタイルが補充されます。

これを繰り返していき、全てのコマをタイル上に置くことが出来たプレイヤーが現れたらゲーム終了となり、そのプレイヤーがゲームに勝利します。

■遊んだ感想

タイムトラックによるジレンマが楽しいパズルゲーム。要素も絞られてて遊びやすい。

タイムトラックは連続手番を取るか、欲しいタイルを取るかでジレンマを生み出し、常に3択となるタイル選択は時に嬉しく、時にどれもいらないと言った具合にちょうどいい選択肢だと思います。

タイル配置のパズルも序盤は少しずつコマを置いていく形になりますが、しっかりと計画していると同時にいくつかのマスで達成が可能になったりするので1人で盛り上がるタイミングがあったりします。

あと、1つ!青タイルが取れればいける!!

パズル部分は邪魔をされないので、自分の好きなように配置できますが、タイルを獲得する部分で相手との程よいインタラクションがあるため、ソロゲーム感は緩和されているように思いました。

タイムトラックによる手番順管理とタイル配置によるパズル。要素がこの2つに絞られているため、遊びやすいゲームと言う印象です。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆

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