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スピリッツ・オブ・ザ・フォレスト / Sprits of the Forest

デザイナー:Michael Schacht
アートワーク:Natalie Dombois
出版社:ThunderGryph Games, KenBill
プレイ時間:20分
プレイ人数:1~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

精霊の住む森を舞台にしたマジョリティ争いのゲームです。やることはタイルを1枚or2枚獲得するだけ。

簡単。

まずは準備として、タイルを4列に並べていきます(マニュアルにはいくつかの配置図が記載されてますが、基本はこれ)。さらに決められた位置に丸いチップを乗せて準備完了。

プレイヤーは交互にこのタイルを取っていきます。取る時は一番端にタイルしか取れず、さらに同じ精霊アイコンのタイルを精霊2つ分まで獲得することができます。

丸に囲われたアイコンが精霊。毎手番、同じ精霊アイコン2つ分まで獲得してOK。

タイルは精霊が1つの物と2つの物があるので、前者なら2枚まで取れますし、後者は1枚のみとなります。精霊の他に太陽、月などのアイコンもありますが、これは精霊じゃないのでカウントされません。

それが終わったら、好きなタイルを1つ予約する事ができます。予約は手元のストーンを使い、予約したいタイルの上に置きます。

ストーンは欲しいものに置いても良いし、相手の邪魔をしてもよい。

予約したタイルを対戦相手が獲得するためには、自分のストーンを1つ取り除かないといけません。ストーンは3つずつしかないので、相手の予約タイルを取ると、自分の予約枠が減ってしまいます。

タイルの上に乗っているチップはタイルと一緒に獲得します。タイルには精霊や太陽などのアイコンが描かれています。さらに、取り除いたストーンを取り戻す効果を持つものもあります。

チップの裏には精霊アイコンなどが描かれている。得点計算時のマジョリティ争いで利用可能。

全てのタイルが獲得されたらゲームが終了して、得点計算に移ります。得点計算は各精霊ごとに行います。それぞれ、最もその精霊アイコンを持つプレイヤーのみが、アイコンの数と同じだけ得点を獲得します。アイコンの数はタイルとチップ両方を足したものになります。

それ以外のプレイヤーは0点ですが、その精霊アイコンを1つも持っていない場合はマイナス点となります。

獲得したタイルのアイコンを参照します。タイルの下の数字はその精霊アイコンがタイルにいくつあるかを示している。

全ての精霊に対して得点計算を行ったら、同じように太陽や月のアイコンに対しても得点計算を行います。

全ての得点を合計して得点の高いプレイヤーが勝利します。

■遊んだ感想

人数少なめでバチバチと睨み合うのが良いゲーム。見た目と裏腹にいぶし銀なプレイ感。

予約で相手を牽制しながら、タイルを取り合っていくのが面白いゲームです。人数が増えると、予約で盤面が埋まってきてしまったり、マジョリティが分散してしまうため、どちらかと言うと人数は少ない方が面白いと思います。やはり、2人がベストではないでしょうか。多くても3人まで。

常に相手のアイコンを上回るように立ち回りながら、捨てるアイコンがあっても最低1つは確保しておきたいので、完全に無視できない所は悩ましいです。

予約の仕組みも良くできていて、安易にストーンを捨てて相手の予約タイルを取りにいくと、後半相手の予約によって、場を良いようにコントロールされてしまう可能性をはらんでいます。

見た目は美しいのですが、やってる事は地味でいぶし銀な感じなので、どちらかと言うとオールドユーロ的なゲームが好きな方向けかなと言う印象です。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★★☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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