見出し画像

クナール / Knarr

デザイナー:Thomas Dupont
アートワーク:Carrion Antoine
出版社:BombyxHobby Japan
プレイ時間:30分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

バイキングの族長的な何かになって徴兵や交易や探検を行っていくゲームです。一番始めに40点を突破したプレイヤーの勝ち。

プレイヤーには個人ボードが渡され、バイキングカードを3枚手札として持ちます。さらに兜トークンと腕輪トークンを1つずつ貰います。さらに個人ボードの下に2枚バイキングカードが配置されます。

中央にはバイキングカードと土地カードがディスプレイされます。土地は色々貰える土地と勝利点に特化してる土地の2種類があります。

得点ボードの上に土地、下にバイキングカードがある。

ゲームは特にラウンドはなく、時計回りにひたすら手番が回ります。手番にできることは『バイキングカードのプレイ』か『土地カードの獲得』のどちらか。

バイキングカードのプレイを選んだ場合は、手札からカードを1枚プレイします。カードは5色あって、それぞれに列を作ることになるため、プレイしたカードは同じ色の列に追加します。

プレイしたカードは色別に配置。置いた色の効果が累積していく。

各カードの上部にはそのカードの効果が描かれており、カードを列に追加した後で、その列の全てのカードの効果が発動します。

カードの効果を処理したら、ディスプレイからカードを1枚獲得します。選べるわけではなく、ディスプレイは5色のバナーが表示されており、プレイしたカードと同じバナーの下にあるカードを獲得します。同じ色のカードを選べるわけではないので注意です。

土地カードの獲得はディスプレイされた土地カードの中からコストを支払って、好きなものを獲得します。コストはプレイされたバイキングカード。各地形には支払う色と枚数が指定されています。同じ色や異なる色のような指定もあったりします。

土地を獲得するためには、プレイされたバイキングが必要。
つまり、作ったエンジンを壊す必要がある。

土地カードを獲得したら、個人ボードの上部に重ねていきます。個人ボードには3つのラインが描かれているため、そこに連なるように配置していきます。

獲得した土地は上に展開していく。3本のライン上に描かれた物は腕輪を使うと獲得できる。

カードの効果は、『1点獲得』『兜トークン1つ獲得』『腕輪トークン1つ獲得』『竪琴トラックを1つ進める』の4種類があります。1点獲得は文字通り1点獲得。竪琴トラックは進めると、手番開始時に得点が自動的に入るようになります。

メインボード中央のキューブがあるとこが竪琴トラック。上げると手番開始時に得点が入る。

兜トークンはお助けアイテムで土地カード獲得時に任意の色のバイキングカードとして支払う事ができたり、ディスプレイからバイキングカードを獲得する時に好きな場所から取れるようになったりします。

腕輪トークンは使用する事で、土地カードの3つのライン上に描かれた物が貰えます。1つ使えば左端のラインから。2つ使えば左と真ん中のラインから。3つ使えば、全てのラインから描かれた物が貰えます。

■遊んだ感想

エンジンを作って壊して大冒険。

カードをプレイする事でエンジンを作っていく形になりますが、土地カードを獲得するためには作ったエンジンの一部をコストとして支払う必要があるため、どのタイミングで土地を獲得していくのかが悩ましいゲームです。

ここまで育てたわけですが。

そのため、カードの代わりになったり、好きな場所からカードを獲得できるようになる兜トークンはとても重要で、如何にして兜トークンを獲得して使用するサイクルが作れるかを考えていくのが1つの戦略になるのかなと思いました。

ここまで破壊しちゃいました。

拡大再生産に属するゲームでありながら、所々でスクラップ&ビルドしながら得点を稼いでいくのはちょっと珍しいかもしれませんね。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?