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ロボトリック / Robotrick

デザイナー:Domi
アートワーク:decoctdesign
出版社:The Game Gallery Works, コロコロ堂
プレイ時間:30分
プレイ人数:3人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

3人専用のトリックテイキングと言うちょっと変わったゲームです。マストフォローで切り札あり。プレイ人数は3人だけど、ゲームは4人プレイ。4人目のプレイヤーはAI搭載のロボットと言う設定。

カードは4スートで1~13。ジョーカーを除いたトランプと同じ構成です。ゲームは3ラウンドで終了します。

各ラウンドではプレイヤーとロボット合わせて4組12枚ずつカードを配り、残ったカードのうち1枚を公開して、このラウンドの切り札スートを決めます。ロボットに配られたカードはスートごとに並び替えて公開しておきます。

ロボットの手札は公開。

さらに、ロボットの挙動が書かれたカードをランダムで選び公開します。ロボットの挙動は『リードプレイヤーの時』『フォローできる時』『フォローできない時』に分かれていて、さらに『カードの枚数が多い/少ないスートから』とか『最も小さい/大きい数字のカードから』みたいな形で、追加の条件が記載されています。毎トリック、ロボットはこの指示に従ってカードを1枚選びプレイすることになります。

このカードの条件に従って、毎トリックロボットはカードをプレイする。

カードが配られ、ロボットの手札と挙動が分かったら、各プレイヤーカードを2枚選んで隣のプレイヤーに渡します。これで、準備完了。

ロボットの手札、緑が弱いし低い数字からプレイするから、隣に緑の強めのカード回しちゃうか。

各ラウンド、最初のリードプレイヤーはロボットになります。ルールに従って、各プレイヤーがカードをプレイします。

その結果、プレイヤーがトリックを取った場合は、ロボットのプレイしたカードをプラスの得点札として獲得します。ただし、プラスになるのは最初の3枚。4枚目以降はマイナスの得点札です。

今回のロボットは、フォローする時は低いランクから出す。勝つと2点しか貰えないので、負けたいまである。

ロボットが勝利した場合は、各プレイヤーのプレイしたカードをマイナスの得点札として獲得します。

全てのカードをプレイしたらラウンド終了。得点計算を行います。得点札として、獲得したカードに書かれた得点を合計します。得点は高ランクなほど高くなっています。もちろん、マイナスも大きい。

各カードのランクの下に書かれた数字が得点。プラスが22点でマイナスが9点なので13点。

次のラウンドに移る場合は、ロボットの位置を時計回りに移動します。3ラウンド終わったら、得点を合計して、最も得点の高いプレイヤーの勝ち。

■遊んだ感想

ロボットに翻弄されるゲームじゃない。ロボットの動きを予測し利用するゲーム。

3人専用でNPCが入ってくる独自性のあるトリックテイキングです。基本は切り札ありのマストフォローなのですが、ロボットがプレイするカードが得点に絡んでくるため、ロボットが何をプレイしてくるのかをある程度想定しながら、どこで勝つのかを考える必要があります。3回までしかプラスにならない所も、とにかく勝ち続ければ良いとはならないため、良く効いています。

ラウンド開始前のドラフトも、ただ弱いカードを渡せば良いわけではなく、ロボットのプレイ傾向を考えて渡さないといけないところもルールが噛み合っているように思います。

ただ、ロボットのカードプレイがロジカルに複数の条件を適用していかないといけなので、どれが該当するのかを決める所に少し難しさがあると思います。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆

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