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パーフェクトナンバーズ / Perfect Numbers

デザイナー:Lars Jansen
アートワーク:Hoang Pham
出版社:Jolly Dutch Productions
プレイ時間:15~45分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

枚数と数字が一致する『パーフェクトナンバー』を目指すカードゲームです。

6色の数字カードと特殊カードの7スートのカードを山にして置いておきます。毎ラウンド、この山からカードを引いて、3・2・2・1枚のグループを作ります。

毎ラウンド、3・2・2・1枚のグループを選んで、色ごとに自分のスロットに処理していく。

そして、スタートプレイヤーから順番に、いずれかのグループを選んでカードを獲得していきます。各プレイヤーは4つカードスロットを持っており、各スロットは1色のカードが追加されていきます。

獲得したカードはどの色から処理しても構いませんが、必ず数字の小さい順に処理されます。処理をする時は、スロットにカードを追加して、数字とそのスロットのカードの枚数を比較します。

スロットのカード枚数よりも大きい数字カードは特に何も無し。そのまま、スロットにカードを追加します。

逆にスロットの枚数よりも小さい数字のカードの場合は、その数字分だけカードを捨てます。例えば、スロットの枚数が5枚で2のカードを処理する場合はスロットから2枚捨てる事になります。

そして、スロットの枚数と数字が等しい場合は『パーフェクトナンバー』と言うことで、そのスロットのカードを裏向きにして得点札とします。

パーフェクトナンバー!!

さて、スロットは4つしかないわけですが、カードは6色。1つのスロットは同じ色のカードしか追加できないので、取ったけど処理できない色が出てきます。

その場合、自分のスロットのカードを捨てるか、他のプレイヤーのスロットにカードを追加します。追加をする時は、自分のスロットに追加するのと同じように処理をするわけですが、この時に捨てられたカードやパーフェクトナンバーになった時は、全て自分の得点になります。

赤の2が取ると、スロットに入らないので奥のプレイヤーに押し付けて、2枚得点化できる。

つまり、他人をぶん殴る事ができる。

特殊カードは相手からカードを盗んだり、スロットの先頭のカードを一番最後に移動したり、相手からの攻撃をブロックしてくれたりします。これらは引いた直後に使う事もできますが、スロットを1つ使って温存することも可能です。温存できるのは2枚までで、その2枚は異なる特殊カードでないといけません。温存したカードは自分の手番中に使うことができます。

山からカードの補充ができなくなったら、ゲーム終了です。一番カードをたくさん得点化したプレイヤーの勝ち。

■遊んだ感想

シンプルなドラフトかと思いきや、特定の相手を直接ぶん殴る事ができる殺意高めのカードゲーム。

カードをドラフトしながら、パーフェクトナンバーを目指していくゲームではあるのですが、スロットが埋まっている時に、相手のスロットを指定して得点を奪うことができるため、比較的インタラクションは強めです。

もちろん、スロットが埋まっていないと、自分のスロットを使うことになるので頻繁に攻撃が発生するわけではありませんが、捨て札にする代わりに得点化できる事もあって、選択肢としては選びやすくなっています。

通常、溢れてしまったカードはマイナス点となりがちですが、このゲームではプラスに働くのでちょっと不思議なプレイ感です。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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