12/30・12/31 日記

12月30日

・家から多摩川駅まで1時間半ほど歩いた。驚くほど街並みが単調で、いつもなら景色をスマホでたくさん撮るけど今回は音楽を聴きながらもくもくと歩いた。多摩川駅近くになって、福山雅治「桜坂」のモデルになった場所に偶然たどり着いた。もちろん桜は咲いていなかったが、谷状にやたら起伏があったり、赤く塗られた橋がキャッチーな風景を作っていた。

拾い画像



・実家で『車輪の下で』の残りを読む。車輪の下は以前に新潮文庫で読んでいたのだけど、途中で退屈になってやめてしまった。もう一回読んでみたくなって、この際気分も変えたかったから光文社古典新訳文庫で読むことにした。

こんなシーンあったっけ?みたいに感じることが何個かあって、難しい表現がでてくる箇所は無意識に読み飛ばしていたのかもしれない。訳がやわらかくなったことで、頭の中に新しい風が吹くようにフレッシュな気持ちで読破することができた。古典を読むのに新訳なんてけしからんとかいう人とかはいるのだろうか。

1ページ丸々情景の描写なことも多く、自分は殺風景なエリアで育ったので、植物の名前を羅列されてもほとんどイメージができなかった。自然がいっぱいの環境で育ったハンスが羨ましい。

神学校で消耗仕切ったあとに、町の中の寂れたエリアの少年やおじさんから逸脱した遊びを教えてもらったことを鮮明に思い出す場面は、子どもは勉強することが全てだという大人が作りだした単純な二項対立の囚われから解放されていて、ハンスの成長がうまく描かれていると思った。


12月31日

2022年ラスト。

・昼に母が選んだベトナム料理屋に向かうが閉まっていて、ホームページを見てみたら「不定休日:なし」と記載されていて、これを年中無休と解釈したらしい。確かに難しい。「決まった休みの曜日がない」が不定休なので、「不定休日なし」は休みがランダムではない。あれ?定休日があるってことにならないか??というか、普通にお知らせで年末閉めますって書いてくれ……。


・これははじめFNS歌謡祭で気づいて、紅白で改めて思ったことだけど、男のアイドルグループが平成のジャニーズ像から随分変わったと感じた。15年くらい前まではKAT-TUNとかバリバリにカッコつけていたような気がするが、いまのアイドルはなにわ男子をはじめニッコニコでくだけた感じのグループが多い。歌が上手くて肩の力が抜けた演出をするのはいいが酷い歌でやるのはなんか違くて、ただヘラヘラしてるようにしか見えない。(これは他のグループのことを言っていて、なにわ男子はまだましだと思う。)

ヒゲダン、藤井風、玉置浩二あたりが良かった。一部しか見てないけど。

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