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【MBTI】ネオユング理論の心理機能と不健全状態


【概要】

心理機能の使い方やその強さ、そして不健全な状態で現れる性格への理解がなぜ必要かと言われると、人を偏見で判断することは好ましくないから。
ネオユング理論は、MBTIとソシオニクスを統合した新しい心理機能の理論。心理機能が強い場合、その心理機能をより制御することができますが。逆に、心理機能が弱い場合は、不健全な状態に出てきます。

【主機能(Primary)】

ネオユング理論では、1-4を主機能と呼び、本人が重要視する機能として位置づけます。1と2を「エゴ」とし、3と4を「スーパーエゴ」と呼びます。
【エゴ】
●(1)ヒーロー→最も強く制御できる心理機能。第三者から見ると、最も使用している機能、自分自身としては使用している感覚はほぼなく世界観のようなもの。
●(2)パレンㇳ→第1機能を補助している強力な機能。第1機能と比べると、より意識的に使用される。
【スーパーエゴ】
●(3)チャイルド→1と2よりコントロールしにくいが、本人としては積極的に子供をなだめるように使いたいと思う機能。
●(4)アニマ・アニムス→最も弱い機能で自己制御が難しいが、使いたいと思っていて、時には使用することもあるが、うまく使えているかわからず恥ずかしいと感じることがある。

【影の機能(Shadow)】

ネオユング理論では第5-8の機能を影の心理機能と呼び、本人がこれらの心理機能を使用することに対して十分な重要性や価値を認識していない。

【イド】
●(5)ライバル→第1機能とは逆の機能、ヒーローと真逆の特性を持つ。そのため、ライバル心に似た感覚を抱くことがあります。この機能は一定の必要性があると認識されており、第1機能と同様に外向きの活動に向いていますが、本人は自身がこの機能を使用していることを否定的に捉える。
●(6)クリティカルパレンㇳ→第2機能と同じくらいの強さを持ち逆の特性を持っています。第5機能よりもこの心理機能に対して批判的な見方をする傾向があります。この機能は第2機能と同じくらいの力を持っているにもかかわらず、それを認めることはありません。
【スーパーイド】
●(7)トリックスター→ この機能は第3機能と同じほど強くない。積極的に使用することに対して抵抗感があり、使用していても自分の弱点を強調していると感じる。使う場合は、悪戯や冗談を含めた使い方をすることが多く、いたずら好きな子供のような使い方をする。
●(8)デビル→ この機能は第4機能と同じほど強くない心理機能。第4機能と比べると、使用することに対して抵抗感はないが、より社会的な義務ややらなければならないという感じで使用することが多く、また、使用しても長期的に見るとあまりうまく機能しない。

【ストレスによる心理機能の変化】

ストレスが増すと、心の機能が自我から無意識、さらには潜在意識へと変化していきます。通常、自我は日常の心理機能を司っていますが、ストレスがかかると外向的で攻撃的な心理機能である5番や6番が次に現れます。その後、自己重視の心理機能である3番や4番へと移行しますが、最もストレスの高まる状況では、価値の低い7番や8番へと最終的に至るのです。

例(INFP)(↓ストレス変遷)
↓1,2自我(Ego) INFP 
↓5,6無意識(Unconscious) ENFJ
↓3,4潜在意識(Subconscious)ESTJ
↓7,8超自我(Super Ego) ISTP

【結論】

MBTIの心理機能を深堀する事によって色々見えてくる。当サーバーではMBTIの会話を良くしてますので良ければ参加してください!
https://discord.gg/2pgBqNY2a7


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