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『カエルの小指』あいつらが帰ってきた!【カラスの親指の続編】

「あいつら」が帰ってきた!待ちに待った『カラスの親指』の続編
『カエルの小指』が2019年10月に発行。

当時、待ちに待っていたのでメッチャ嬉しかったです。

通常、単行本が発売されてから2~3年後に文庫化されるパターンが多いですが…

誰もが予想した通り、2022年2月に文庫本が発行されました。
こうなれば映画化も期待したいところですね。

前作『カラスの親指』は、めっちゃ感情移入してしまう作品だっただけに、その後の「あいつら」が気になっていた人は多いと思います。

※『カラスの親指』の記事を書いています。こちらの記事もぜひ読んでください。

正に待望の続編『カエルの小指』おかえりなさい…と、言いたいです。

いつも通り、書評を書く前に「あらすじ」を「登場人物」を掲載します。

□あらすじ

意外な依頼人からはじまる大事件! 『カラスの親指』から時を越え――あいつらが帰ってきた!! 詐欺師から足を洗い、実演販売員として生計をたてる武沢竹夫。真面目に働きながらも一人寂しく暮らしていた彼のもとに、謎の中学生・キョウが現れる。突如「実演販売のやり方を教えてほしい」と言い出すが、どうやら理由がありそうで……。

Amazon商品ページより出典

□登場人物

武沢竹夫…………元詐欺師。「ある出来事」をきっかけに詐欺師から足を洗い、口の上手さを武器に実演販売士として生計をたてている。
まひろ…………「ある出来事」により、武沢に救われた過去を持つ。
やひろ…………まひろの姉。
貫太郎…………やひろの夫。元マジシャン。
キョウ…………謎の依頼人。

講談社ノベルズより出典

『カエルの小指』待望の文庫化は嬉しい

待ちに待った『カエルの小指』が2019年10月に発行。2022年2月に文庫化されました。
最近ではkindleなどの電子書籍が主流になりつつありますが、私はアラフィフ(昔の人間)なので紙媒体の方が好きです。

小説は単行本が先行で発行されることが多いので、文庫本になるまで待ちきれないですよね。でも、本音を言えば文庫本の方が安いので同時発売だといいんですが…

『カエルの小指』はAudibleで聴いていたので、当時さっそく文庫本を買いました。文庫化は嬉しい限りです。
まあ、どの媒体であっても「あいつら」に会えるのはワクワクします。

『カラスの親指』の後、「あいつら」がどうなったか

『カラスの親指』の後、「あいつら」がどうなったか…
これを書いてしまうと、完全にネタバレになってしまいます。
10年以上の時間が経過しているわけですから、そりゃあ状況も激変です。

タケさんの生活環境も激変、貫太郎とやひろの間には…
そして、登場人物に書いてある「キョウ」とは?

この記事を読んでくれている人は、『カエルの小指』を読了していると思います。ですが、未読の人もいるでしょうね…
ですから、ネタバレはできるわけがありません。

もし、私が未読でネタバレ記事を読んだらイラっとしますから。
とはいえ、タケさんの人柄やみんなの真っ直ぐさは健在です。

ハラハラドキドキ、笑いと感動、そして大どんでん返し…
相変わらず、読んでいると作戦に参加しているような気分になります。

道尾秀介もあいつらに会いたかった

みんなが楽しみにしていた「あいつら」との再会。その思いは著者の道尾秀介さんも同じでした。

道尾さんは続編を書かないタイプらしいんですが、10年を超えて「あいつら」に会いたくなったそうなんです。
執筆中は「あいつら」と会話したり、一緒に作戦を立てている感じとのこと。

道尾さんにとって「あいつら」は家族同然なんでしょうね。

『カエルの小指』について、道尾秀介さんが語る動画をご覧ください。

⇒ 道尾秀介さんにインタビュー

『カエルの小指』の映画化も期待したい

『カラスの親指』の続編である『カエルの小指』が発行。文庫化も実現しました。

そうなると、次に期待するのは映画化ですよね。これは著者の道尾秀介さんも期待しているそうです。

人気作家の人気小説。そして文庫化も実現。通常だと映画化は時間の問題だと思われます。
前作『カラスの親指』も映画化されていますしね…期待大です。

映画化されたとして、できればキャストはそのままにしてほしい。イメージが崩れちゃいますから…
でも、キャストが変わったりするのが映画です。変わるかもしれませんね。

キャストが変わったとしても、映画は見てみたいです。

まとめ

今回は『カエルの小指』の書評を書きました。

前作の『カラスの親指』を読んで「あいつら」のファンになっていたので、続編である『カエルの小指』の発行は嬉しかったですね。
さらに文庫化、順調すぎる運びで嬉しい限りです。このまま映画化の運びとなるんじゃないでしょうか?

著者の道尾秀介さんも、映画化を強く望んでいるようですし…

あわよくばなんですが…第3弾はありませんかね?できることならシリーズ化してほしいような…このまま完結してほしいような…
複雑な気持ちです。

また10年、じっくり待ちたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

追伸:はじめ私は『カエルの小指』をAudibleで聴いていました。
活字で読むのとは違った感じではありますが、圧倒的な時間短縮につながります。
なので、読む時間が少ない方におすすめです。通勤時間とかに聴けるので便利ですよ。

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