動物園への挑戦状

パズル好きを公言する怪盗128面相という犯罪者がいた。今朝、怪盗128面相から警視庁の田中警部に犯行予告が届いた。

―犯行予告状―
3日後、Ｏ府Ｏ市のＴ動物園から、ある動物を1体盗ませて頂く。よく警戒したまえ。
私がどの動物を狙っているかヒントを出してあげよう。

(ア)ゾウは意外と足が速く、時速40kmで走れるらしい
(イ)野生のカバは相当強く、肉食獣でもそうは勝てないらしい
(ウ)舌が長いカ

反戦運動

反戦運動は日増しに激しくなる一方だった
毎日のように「戦争反対！」「平和を！」などの声があちらこちらで上がっていた
中には暴力的な行動に出るものもいた
警察は路上でのデモ活動を阻止するために催涙弾を持ち出す始末だ

そんなある日、過激派グループが決死の最終作戦を行うために集会を開いた
そこでグループのリーダーは多く集まった人々の前で叫んだ
「いいか！これはもう戦争だ！」

推理小説家殺人事件・解答編

このような問題を作るときに一番大変なのは、トリックや謎の部分ではなく、実は難易度調整だったりします。
誰でもすぐに解けるようなのではこっちがあんまり面白くないし、かと言って誰も解けないようなのは問題とは言えないでしょう。
私個人としては、誰も解けないという方がまずいと思っています。
何故なら、間違いなくいるはずの自分より頭のいい人が解けないということは、どう考えても難易度調整をミスってるとしか表現

若気の至り

最近の10代のやつらというのは、男女問わずロクなのがいない
街中で彼らを見ていると、こんなやつらが次の日本を背負っていくぐらいなら、いっそ日本なんて滅んでしまったほうがいいのではないか、などと考えてしまう
その上彼らは、なにか犯罪を犯しても法律が守ってくれる、という考えのもとに、平気で非常識なことをやってのける
不愉快なことこの上ない！
何より頭にくるのが、僕も来年からその10代の仲間入りをするこ

実験の犠牲

1592年　ピサ市
ピサの斜塔から鉄球を落下させて入り口付近にいた観光客を殺害した容疑で、
ガリレオ・ガリレイ教授(28)が逮捕された
逮捕当初は容疑を認めていたが、取り調べが進んでいくにつれて、
「それでも私はやっていない」と供述を反転させ、捜査官を困惑させているという

推理小説家殺人事件

人気推理小説作家の阿部法子が、仕事場で何者かに殺害された。
遺体は腹部にナイフが深々と刺されており、床には血液が大量に付着していた。
また、机にもたれかかるように倒れており、手にはボールペンが握られていた。
机の上にはワープロとフロッピーディスクが数十枚、それと筆記用具。さらに机の下にはノートが落ちていた。
捜査の結果、容疑者は被害者の長女の涼子、次女の晶子、三女の弘子、四女の優子、そして担当の山

物語の導入

バイロゲイザーは激怒した。必ず、ライトノベル特有の導入を除かねばならぬと決意した。バイロゲイザーには冗長な導入の良さがわからぬ。バイロゲイザーは、府内の社会人である。ホラを吹き、麻雀で遊んで暮らしていた。けれども事の面白い・面白くないに対しては、人一倍に敏感であった

いやまあ別に激怒してるわけではないし、決意してもいないんだけど
ただ、私はライトノベルによくあるというか、主人公の説明口調のような

動物園への挑戦状 解答編

隙を生じぬ二段構え、という言葉がある
これはこのような問題でも同じことが言える。トリックを、今回の場合は謎の部分を二段構えにしておくことで、簡単に正当率を落とすことができてしまう。安易にこんなことをやっても反発されるだけなので、やるにはそれなりの納得を得られるレベルの二段目を作る必要があり、それならもはや二段構えにしない方がいいのでは？というお話になりそうでもある

同じ二段構えの罠でも、トリック

孫子を引き合いに出したらいろんなものを簡単に論破できる気がした
「2500年前の人でもこんなことをわかってんだぞ」を決まり文句に
こういう使い方はあまりよろしくないのは知った上のこと