動物園への挑戦状 解答編

隙を生じぬ二段構え、という言葉がある
これはこのような問題でも同じことが言える。トリックを、今回の場合は謎の部分を二段構えにしておくことで、簡単に正当率を落とすことができてしまう。安易にこんなことをやっても反発されるだけなので、やるにはそれなりの納得を得られるレベルの二段目を作る必要があり、それならもはや二段構えにしない方がいいのでは?というお話になりそうでもある

同じ二段構えの罠でも、トリック部分での二段構えだとなるほどと思われやすいのに対して、解答部分に仕掛けを置くとなんじゃそらと思われがちなのは何故なんだろう

大体このぐらい書けば解答部分が概要から外れそうなので、そろそろ本文へ


「キリンは高血圧なんです。低血圧ではあんなに長い首の先に血液を送れるわけがないじゃないですか」
園長が言うと、来ていた刑事たちは一斉にキリンの確保へ走った。田中警部を除いて。
「いや、それではただの物知りクイズでしかない。怪盗128面相はパズル好きだ、もう一捻りあるはず...

キリンの話は(カ)。(カ)は嘘…

!?」
ここまで呟いて後、怪盗128面相と対峙すべくカワウソのところへ向かうのであった