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【先輩インタビュー/重電×フィールドエンジニア】経営者よりも技術者でありたい。夢の先で「安定」を目指した転職の話。

マイスターエンジニアリングは、これまで様々な背景を持ち転職活動をされている方が入社しています。
今回は、「自動車整備士に就く夢とは別の道を歩み、安定した生活を実現した」Sさんにお話を聞きました。

Sさん / 重電×フィールドエンジニア

2023年6月にマイスターエンジニアリングへ中途入社。普通科の高校で自動車について学びを深め、新卒で自動車解体の技術職に就職。前職ではFIA装置(分析装置)の製造をしている会社に入社し、装置の製造から出荷までを担当。現在は、計測機器の保守を担当する。

自動車整備士を夢見た社会人一歩目

ーーそれでは、簡単に自己紹介をお願いします。

Sと申します。現在31歳です。マイスターエンジニアリングでは計測装置の保守業務を担当しています。

ーーこれまでの経歴についてお教えください。

祖父が自転車屋を営んでいた事、また、父親と一緒に観ていたアニメの影響もあり、子どもの頃から自動車整備士になる夢を持っていました。小学生の頃から、自転車を自分で改造しては親に怒られていたものです。

普通科の高校の中でも自動車システム科を専攻できる学校を選び、資格取得を目指しながら、友人と過ごす青春も謳歌していました。

しかし、私が就職活動をしていた当時は採用が厳しく、自動車整備士も経験者採用の求人しか無かったため、高卒未経験の私が挑戦できる会社が無かったんです。それでも、乗り物に関わる仕事がしたい一心で、自動車解体の技術職に就きました。

整備士の仕事は、部品を外して不具合を修繕し、また部品を直す仕事です。しかし解体業は、使用できるパーツのみ取り外して他は解体するのみだったので、同じ車に携わる仕事でもギャップは感じていました。また会社の文化も肌に合わず、1社目は数ヶ月で退職してしまいました。

ーーその後のキャリアや転職活動についてもお教えください。

実は、自動車整備士になる夢を諦めきれずに、退職後も引き続き整備士を目指して転職活動を行っていました。しかし、未経験ということもあり採用には至りませんでした。

ここで、幼少の頃からの夢を諦め、ガソリンスタンドや飲食店のアルバイトを転々としていた所、知り合いに声をかけてもらい、FIA装置(分析装置)の製造をしている会社にアルバイトで入ったんです。

元々は1ヶ月限定での作業でしたが、なんとなく2ヶ月、3ヶ月といる間に、会社の方から正社員採用のお声がけをいただいて、そのまま正規雇用となりました。この2社目の会社が、私の前職にあたります。

ーー前職では主にどのようなお仕事をされていましたか?

FIAと呼ばれる液体分析装置を製造する小さな会社で、制御盤やソーラーパネルの繋ぎ込み、現場作業を担当していました。クライアントに納品する産業装置の筐体配線や電気回線、基盤のはんだ付けなども行っていました。

ーー「液体分析装置」とは、専門性が高そうですね。少し具体例をお話いただけますか。

例えばプラスチックの製造をしている会社で、プラスチックから有害物質が出ていないかを分析する際に使用されます。プラスチックを熱した際に有害物質が出ていないかを確認するため、サンプルを液体に漬けて反応させ、色のピークを見て安全性を確認、担保する役割です。他にも、半導体製造に使う超純水の分析なども行っていました。

ーーありがとうございます。この仕事で学んだ知識や視点についてお教えください。

電気の配線図面を読めるようになったことは大きな学びです。図面が読めることで、制御の基本的な理解が深まりました。また、クライアントへ設備の説明をする場面もあり、自然とコミュニケーション能力も養われたとに感じています。

ーー転職活動には成功したように感じますが、そこからマイスターエンジニアリングへ転職した理由はなんですか?

当時、30歳という節目を迎え、将来を考えるようになりました。

そんな折、所属していた会社の経営者層が高齢化していく中で、「将来的に経営者にならないか?」というお話を頂戴したのです。仕事内容や人間関係に不満はありませんでしたが、私は経営者になりたかった訳ではなく、あくまで技術者として働きたいと考えていました。また、小規模な会社で評価制度も厳密には定められておらず、6年以上働きましたが、待遇はほとんど変わりませんでした。

安定志向な面もあり、この会社で経営者に挑戦するよりも、技術者として適格な評価を受けながら、安定したした生活を実現したいという想いが強まり、転職を考えたところ出逢ったのがマイスターエンジニアリングです。

入社1年も経たず実現した「働く環境の改善」

ーーマイスターエンジニアリングにご入社されてからのお仕事内容についてお教えください。

現在は電機メーカーに配属され、ガス分析装置や一般工業機器などの計測機器の保守・点検を担当しています。

ーー仕事の魅力についてお話ください。

自身の働きの影響、規模が大きい仕事であることです。一つの発信機が作動しないだけで、プラント全体が稼働できなくなるようなこともあり、確実に作業を進められるよう、気を引き締めて取り組んでいます。責任は伴いますが、それだけに達成感ややりがいも大きいですね。まだ独り立ちはできていないので、早く1人で任せてもらえるようになりたいです。

ーー研修や教育環境はいかがでしたか?

現在配属されている秋田サービスセンターは、メンバーが私と先輩の2名なので、結果的に常にOJTで様々なことを教えてもらいながら仕事の進め方や知識を習得しています。面倒見の良い方で、非常にありがたい環境です。
その他にも1週間の座学研修を受け、低圧・高圧などの電気の取り扱いや安全帯の扱いに関する知識を学びました。シーケンスの読み方や制御の基本を学ぶ研修もありましたが、前職での経験もあったのでスムーズに理解できたように思います。

前職が悪かった訳ではありませんが、マイスターエンジニアリングの規模になると教育環境もここまで整っているのか、と驚きました。

私の受けた研修の一例は以下の通りです!

■機械基礎
■電気基礎
■ハードシーケンス組み立て
■工具使用実習
■低圧電気取扱特別教育
■高圧・特別高圧電気取扱特別教育
など

▼詳しいマイスターエンジニアリングの研修内容は以下のリンクからもご確認ください!

ーー現在の働き方や生活についてもお教えください。

前職では6年以上働いてほとんど収入が上がらなかったのですが、現時点で前職時代の1.5倍になっています。また、就業時間は配属先によって異なるかとは思いますが、私の現場では残業もなく、働きやすい環境です。

正直、不満は全く感じていません。これで、入社1年目の査定で昇給・賞与の評価を頂戴できれば、願ったり叶ったりですよね。

より「重電×フィールドエンジニア」の業務内容や働き方を詳しく紹介している記事もご確認ください!

ようやく見つけた、腰を据えて働ける居場所

ーー理想の転職を成功されたように思いますが、現在の目標はありますか?

短期的な目標としては、まずは先輩が担当している仕事を、全て担当できるようになりたいです。その後は、設備の責任者として点検を任されるようになりたいと考えています。ゆくゆくは、新しいメンバーが入っても私が指導できるようになり、全体の教育体制を効率化する仕組みづくりができたら良いですね。

ーー最後に、今の仕事や会社の魅力についてお話ください。

直接人目につく仕事ではありませんが、世の中になくてはならない仕事ですし、動く金額や人数が大きなプロジェクトも多く、責任感が伴います。プレッシャーもありますが、私の場合は責任感を持って仕事に取り組むことがモチベーションになるため、日々やりがいを感じています。
周りの先輩も面倒見が良く、ベテランの先輩方がどうやって私を育てていくか、しっかり考えながら指導してくれているのを感じます。その期待に応えられるように、これからも成長していきたいです。

▼マイスターエンジニアリングの採用情報はこちら!