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【今週の日本酒#17】風の森_露葉風807 純米酒(油長酒造:奈良県)


やっと近畿のお酒だぜ!!
九州か東北かというどうも両極端な買い方をしていた気がするので、クロスワードのいい感じのマスが埋まったような気分。

近畿のお酒……確か京都らへんに"蒼空"ってお酒なかったっけ?近畿2種目にしてもうここで限界。近畿のお酒なんもわからん。

今日ウエパにローターやらレックマウントやら適当な買い物ついでに酒屋寄ったら見覚えのあるボトルが!

9月頃県内某所で初めて飲んだ時非常に印象的だった…ちなみにこの1~2時間後に日本酒好きとしての環境が一変する出会いがありました。という小話。

店で飲んだ時もリピートするくらいには気に入っていたので、機を改めて飲まずにはいられない。

これの何が印象的だったかというと、純米酒とは思えないジューシーでフレッシュな口当たり(当時の感想)。
確かにめちゃくちゃ美味かったけど、外で飲むプラシーボ効果の雰囲気で味わってたのではないか?
僕は帰路を急ぎ、ボトルを冷蔵庫に突っ込んだ。


皆さんも店で飲んだお酒は撮っておきましょう。多分翌朝には銘柄ましてや味まで覚えてる、なんてことはなかなか難しいはずですから…。

抜け止めをペリペリ剥いた直後にポン!と自動抜栓。どうも最近の栓は出たがりのご様子。

黒いボトルだとスマホを構えるオタクの情けない姿が映り込んでしまうので、今回引きの構図は撮れません。笑


早速ひと口飲んだけど、口当たりはガス感を含んだジューシーな酸味で、当時の記憶はまあ間違ってはなかったなという顔つき。純米酒ってこんなんだっけ……?

裏面を見返してみたが、精米歩合まさかの80%。嘘だよな?

これ本当に純米酒?って言いたくなるんだけど、よくよく味わってみると確かに後味は純米酒らしく米の旨みは強い。

純米酒と聞くと、飲み口カーッと来て旨みガツン!穀物感ドーン!みたいな癖の強いパンチの効いたお酒って印象があるんですが、これに関しては全然そんなことないです。
とても精米歩合80%のお酒とは思えません。いい意味で。


※精米歩合:米の削り具合。一般的にこの数値が高いほど穀物感つまりお米パンチの効いたお酒で、低いほど綺麗め華やかめ、果実感な味わいになる傾向があります。時として例外もあるようですが…だいたいこんな感じです。

※精米歩合の数値によって、純米吟醸やら純米大吟醸やらといったカテゴリ分けに関係してくるのですが今回は割愛。

製法やラベルに書かれた数字による味の雰囲気と全然違ういうことは…米の差か。

"独特な酸味"←ここ首据わってないのかレベルで頷きまくりました。


奈良県でのみ~とか、ご当地酒米ほんとすき。
だいたい山田錦とか雄町だと思う(ワインでいうカベルネ・ソーヴィニヨンとかピノ・ノワール)んだけど、日本酒が好きになってきたら見慣れない品種のお米を使ってるとついピンと来てしまう。

実は去年くらいに風の森飲んだことありました。別柄ですけど……………(味を思い出せない)(あるある)


日本酒が好きになった人はとりあえずはまず色んなお酒の名前を知ることが先決で、純米大吟醸だの、米の磨き具合とか品種とか温度とか、そんなのは後から勝手に身についてくるものなので何も気にしなくていいです。

今日おすすめのお酒や今頼んだつまみに合うお酒とかをお店の人に任せるか、隣に座ってる酒に詳しそうな人にでも聞いてみれば万事オッケーです。今こうして能書き垂れてる僕もそんなに詳しくありません。

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