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【今週の日本酒#8】燦爛 山廃純米(外池酒造:栃木)


最近自転車に乗ってる場合じゃなくなってきました。日本酒が美味くて面白くて仕方がない。こんな美味しいお米のお水があってたまるか(ありがとうございます)。


というわけで先日買ったお酒の片割れ。
最近は夜練にあてる時間を晩酌に割いてしまっているので、10月は1000km走れるか怪しいペースです。

栃木産。陽射しを薄めたような柔らかい色合い。


いつもの酒屋さんで華やか系で何かありますかって聞いて勧められたのがこれ。一緒に買った繁桝がお米しっかり系だったので、対をなすというかガラッと異なる味わいでもう1本欲しかったんですよね。

山廃さんはやっぱりというか今回も初めて聞く銘柄だけど、産地の都道府県は喉で通った(?)ような馴染み深い感じ。

出身と日本酒の聖地のバランス的に、個人的に佐賀、山口、新潟…ときて栃木が今まで飲んできたお酒の産地ウエイトを占めてました。撮ってきた画像を1個1個見返して真面目に調べました。偉い。

栃木といえば仙禽(せんきん)、鳳凰美田(ほうおうびでん)のラベル違いを飲み比べしてる感じ。
他がどうかまだ知らないけど、香り高い綺麗めなお酒を出してる印象が強い栃木県なんだけど、詳しく飲み込んでいくとどうなんでしょう。

仙禽雪だるま。味が…思い出せません。
仙禽おにやんま、くわがた。ごめんなさい、味覚えてません……
仙禽モダン。確かメロン系の甘い口当たりだったような。
仙禽の夏酒、線香花火。マスカット系の風味で激烈に美味しかったです。これがきっかけで日本酒好きに火がついたと言って過言ではありません。
線香花火のラベルもオサレ極まりなかった。来夏は絶対飲みます。


というわけで上2種(といっても殆ど仙禽ですが)の影響が強くて栃木=日本酒強いのイメージが定着しておりました。そんな中で初見の山廃さん、いかがでしょうか。

見えづらいですが、精米歩合65%。甘すぎず尖りすぎず…丁度いい感じに受け取れますが、常温(ひや)がベストらしいです。


ひと口。
軽やか…というかは微かに炭酸感のある酸味。
飲み口こそ米の旨みのような腰を据えた風味が広がるけど、スカッと爽やかな後味がとてもいい。

1~2晩かけて飲んだけど、開けたてよりも口当たりのジューシーさが増して旨い!
確かにバキバキ冷酒よりも、冷蔵庫から出して多少置いたくらいの温度感が相性良さそう。

先日(というか昨日)飲んだ繁桝と比べると甘酸っぱいように感じるけど、米の旨みと酸味は紙一重というか…多分日本酒の旨みは酸味に近い感覚だと感じました。

ひと口、美味い!これが米の旨みか!?→確かめねば。もうひと口!美味い!!ン、待てよ、昨日のお酒と比べてどうだ?もうひと口、美味い!!!→……を繰り返して今日も肝臓は大忙しです。

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