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幼稚園、中途入園


気がついたらえども4歳の誕生日を迎え。

幼稚園はどうする?

という、ごく普通の子供を持つ親と同じ悩みに行きつきました。

いろいろな病気はあるけど受け入れてくれるかどうか。

バスでの登園は何かあった時にすぐに行けないし、却下。

給食があるところもアレルギーで一人だけ食べられないのは可哀想なので却下。



4歳なので年中年長の2年制の幼稚園を探しましたが、都立しかなく、

しかも園児がひとけたで、来年には廃園と言われ。

次男も同じ幼稚園と考えていたので、私立の3年制しか選択肢はありませんでした。

どうしようかと悩んでいる時、あるお宅の家の前に

「園児募集」

の張り紙が。




なんとなく見ていると、中から人が出てきて、

その幼稚園に通っている親子でした。

えどの年齢を伝えると、同い年の年少さんだそう。

聞けば給食ではないし、我が家から歩いて5分足らず。

ご縁を感じ、見学に行くことに。

この時もう秋になってました。




都立幼稚園の見学に行った時、えどはぽつんと寂しそうでした。

でも紹介された私立のこの幼稚園は、えどが教室に入るなり、集まってきました。

病気のことを話しても、この幼稚園の先生たちはだいじょうぶですよ、と受け入れてくれました。

帰る時間になっても、もう少し遊ぶ、と帰りたがらないえどを見て、

ここでいいんだ、と確信しました。





このころえどの病気は、食道閉鎖症がひと段落して、心臓の穴も塞がっていました。

大変なのは食物アレルギーとぜんそく、そして先天性側湾症でした。

じいじ、ばあばと歩く練習をした甲斐もあり、えどは普通に一人で歩けるようになってました。

えどの側湾症は大学病院を持ってしても、治す手立てがないと言われました。

一般的な側湾症ではなく、えどの骨は、肋骨が半分しかない上、ねじれて、くだけて、癒着していました。

従来の手術では治せないと言われました。

元気なんですけどね…




できることは、筋肉が硬くならないように、たくさん運動をさせること。

そう言われたので、近所のプールにも通いました。

そしてこの幼稚園は、どろんこで遊ぶことを推奨する、昔ながらの方針でした。

登園するとまず体操服に着替えて、園庭ではしりまわる子供たち。

ほんとうに、えどにぴったりの幼稚園でした。

アレルギー用お誕生日ケーキ。

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