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東京生まれの大学生が南相馬に触れて|#訪問体験記

マガジン「福島県南相馬|中のひと、外のひと」では、みなみそうま移住相談窓口よりみち移住コンシェルジュ8名(中の人)と南相馬を訪問した人たち(外の人)とが、それぞれの視点で南相馬での生活や体験を切り取っていきます✍️

今回は、外の人。
8月の4日間、体験プログラム~大学生インターン型~に参加した、たまみさんの記事です📒


こんにちは!現在都内の大学に通う2年のたまみです。 
大学では、社会学を学んでいて将来的に地方創生、観光といったことに関わりたいと考えています。

私は東京生まれの東京育ちで、祖父母の家も近く自分の中で田舎と呼べるような場所はありません。そんな私は将来的に東京ではない所で就職してそこに住みたいという思いを持っていました。

しかしながら、どんな場所が自分に合っているのか、そもそも田舎がない私には田舎暮らしがあまり想像できないなと思いモヤモヤした気持ちを持っていました。

そこで、今回の体験プログラムの存在を知り、自分が知りたいことややってみたいことが学べるかもという期待を持って参加しました。

また、私は写真を撮ることがすごく好きで南相馬でもたくさんの写真を撮ったので、このnoteで文字だけではなく写真でも南相馬の魅力を読んでくださっている方に伝わればいいなと思います。


(1)  南相馬の魅力

そもそも私は南相馬に行くまで、なんとなく南相馬という名前を知っているだけで何が有名なのかをまったく知りませんでした。訪れる中でたくさんの魅力を感じることが出来ました。

①  馬の街
南相馬は、「馬の街」と言われても行くまではなかなかピンと来ていませんでした。原ノ町駅に到着すると、駅の看板から道のちょっとしたところに馬のモチーフがたくさんあり馬の街ってこういうことか!と理解しました。

プログラム中に出会ったたくさんの人から野馬追について聞いたので、馬の文化は南相馬においてとても大切な文化なのだと感じました。

馬の街だなと感じたポイントは、4日目に行った乗馬体験です。乗馬体験ができると聞いて、とても楽しみにしていました。

想像していたイメージは、牧場で馬に乗れるというものでしたが、まさか道路や田んぼの中を歩くことになりとても驚きました!

乗馬中に何度か車が通ることがあったのですが、地元の方は全く驚くことなく通過されていたので馬がいることが日常になっているのだなと感じました。

この乗馬体験は私の人生の中で強く記憶に残る出来事になったと思います!

田んぼの中の道を馬が歩いている様子はまるで映画のような嘘みたいな光景。この光景は忘れられません。
野馬追の話もたくさん聞いて、とても行きたくなったので来年に行ってみようかなと考えています!

② 人が温かい街
東京に住んでいると、あまり人が温かいなと感じる瞬間がありません。悲しいことに(涙)でも南相馬ではたった4日間だけで、人が暖かいなと感じることが何度もありました。

ご飯を食べにいったお店の店員さんであったり、話をしていただいた観光協会の方であったり。

様々なところで人の温かみを感じましたが、一番感じたのは二日目に行った流しそうめん大会です。
竹で流しそうめん台を作っている間や流しそうめんを食べている間、参加者の方とたくさんお話をさせていただきました。

みなさんすごく気軽に話してくれて、特に移住者の方が何故南相馬に移住してきたのか、移住後にどんな仕事を行なっているのかは自分のキャリアを考えるにあたってとても参考になりました!

移住者が暮らしやすい制度が整っていて、地元の人も移住者を受け入れているそんな風土が私が感じた南相馬の人々の温かさを作っているのではないかと感じました。

(2)  体験プログラムの中で感じたこと

① ただ訪れるだけじゃない
旅行に行った際には、なんとなく有名な観光地に行って名物を食べてみたいに今までなりがちでした。

でも今回の体験プログラムではただ南相馬の魅力を知るだけではなく、街について考えたり街の難しいところを考えたりすることができました。

これは何より街について詳しくて街を愛している人が案内してくれたからだと思います。この意見は、同じ参加者の方の意見でしたが、私もすごく納得しました。
街のことが好きな人が案内してくれることで、ただ見るだけではなくその背景について知り考えることができるなと感じました。

また、地元の人とたくさんお話できる場があったのもただ訪れるだけではなく南相馬について深く知れたのではないかと思います。

② キャリアについて考えられた
なんとなく自分の将来について考えなきゃなと思っていた中で訪れた南相馬。移住者の人の現在の仕事の話を聞いたりMYSHの方々からキャリアの話を聞いたり。

そんな中で感じたのは、新卒で入る会社に一生勤める必要はないしみんな転職をしているんだということです。転職をする人が増えているという話は聞いてはいても、実際に出会ったことがなかったので本当にそうなのかなと感じていました。

しかし今回南相馬で出会った人は殆どが転職をして現在の仕事をされている方!とても驚きましたが、新卒で入る会社をちゃんと選ばなきゃ!みたいなプレッシャーが少し軽減されました。

また私は将来的に東京ではない所に住みたいと考えているので、どんな仕事が南相馬にはあるのかということを知ることができてとても参考になりました。

今回のプログラムでは、南相馬の魅力について知ることが出来たり自分のキャリアについて考えるきっかけになったりとても自分にとって良い機会でした。

4日間という短い間でしたが、一日一日がとても濃密ですごく長く南相馬にいたような、逆に楽しくてあっという間に過ぎていったような感じです!

そして、帰る時には帰りたくない!まだ南相馬にいたい!そんな風に思うようになりました。

自分の中のふるさととはまだ言えないけれど、いずれ南相馬が自分のふるさとだと言えるようになれたらと思います。

そして、とても楽しくて充実した4日間にしてくれたMYSHの方々本当にありがとうございました!

📒この記事を書いた人
立教大学社会学部/加藤珠実


たまみさん、素敵な記事をありがとうございました👏
写真からも南相馬の魅力や温かさが伝わってきました😊
ぜひ、また足を運んでみてくださいね。お待ちしております🙌

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