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南相馬で2週間冒険して見えた、やりたいこと。|#訪問体験記

マガジン「福島県南相馬|中のひと、外のひと」では、みなみそうま移住相談窓口よりみち移住コンシェルジュ6名(中の人)と南相馬を訪問した人たち(外の人)とが、それぞれの視点で南相馬での生活や体験を切り取っていきます✍️

今回は外のひと。
3月にインターンに訪れた、田村くんの記事です📒

教授の言葉をきっかけに、田村くんの積極的な行動により実現した今回のインターン。そこから、体験し見えた「やりたいこと」

ぜひ、お読みください😊



南相馬で2週間冒険して見えた、やりたいこと。

僕は、東京の大学に通う20歳の田村と申します!

今回、MYSH合同会社で3月の上旬から2週間のインターンを行いました。
私がこのインターンをするに至った経緯と、実際にインターンをする中で感じたこと、そしてこれから南相馬でやりたいことなどについて書き記したいと思います。

「行ってみないと色々わかんないと思うよ。」

これは私が大学1年生の時にゼミの教授から言われた言葉です。
東京の大学で福島県の災害の勉強をしていた私は、実際に現地に行ったことはなく本や動画といったメディアを通して見る福島しか知りませんでした。

南相馬、福島との関わりはここから始まりました。

私はどうにかして福島へ行こうと思い、ネットで発見した福島県の移住イベントに何回か参加し、日帰りで福島県を訪問するようになりました。

それらのイベントでは、長期間滞在させてくれる自治体関係者を探していました。「自分の存在や思いを知ってもらえれば、誰か話を聞いてくれる人がいるかもしれない。」という訳のわからない期待から「大学2年生の田村です!」と全員に自己紹介して回っていました。(笑)
そんな中、声をかけて下さったのが南相馬のMYSHの方々でした。そこで、僕の考えや思いを聞いて頂き、なんと2週間もインターンをする機会を頂きました。

行ってみようを実践した2週間

南相馬での2週間は、本当に「行ってみよう!」を実践した2週間だったと思います。
インターンでは、3日に1回休日が設定されていたので色々なところに出かけました。

楢葉町から富岡町までの道中deパシャリ

小高パイオニアビレッジ4周年イベントや、葛尾村訪問、富岡⇆楢葉町自転車旅などをして、行かないと出会えなかった方々と出会い、行かないと見えなかったものを見ることができました。

パイオニアビレッジでは、現地で起業したり、小高駅の駅守をする同年代の大学生。葛尾の未来のために奔走する葛尾まちづくり公社の方々。富岡をフィールドに移住のあり方を研究されている大学院の研究員の方。
足を運び、声を掛けなければ絶対出会えない方々と交流することができないと思います。

小高まで歩いて帰ります!!

滞在3日目の夜、他のインターン生やMYSHの方とごはんを食べに行き、楽しく食事をしていると、なんと!20時22分の終電を逃してしまいました、、、、
その時少しお酒が入っていたこともあり、「小高まで歩いて帰ります!!」と宣言してしまいました。(本当に安易な判断でした。本当に。)

食事を済ませた後、一人で小高へ歩き出しました。
スナックやパブなどが賑わう原ノ町を抜け、小高までの暗い道をひたすら進んで行きました。

誰もいない磐城太田駅にて

畑のど真ん中を歩いたり、寒気のする薮道を走り抜け、誰もいない磐城太田駅を通過。猪や熊に怯えながら林道を歩き、ようやく小高へ到着しました。
もう二度としないと思いました(笑)。

しかし、何より印象に残ったのは、夜賑わっている原ノ町と対照的に、夜全くと言ってよいほどひと気がない小高の街並みでした。「小高の夜がもうちょっと明るいといいのにな〜」とふと思った瞬間でもありました。

小高歩きの経験とふたば飲みがリンクした話

滞在11日目、双葉駅前のふたば飲みイベントに参加しました。おしゃれな間接照明が会場に並び、いくつかのお店がテントの下に軒を連ね、双葉町の夜に明かりを灯していました。

ヒントをくれた双葉飲み

その会場では地域の若者、近所のおばあちゃんが同じテーブルを囲ってカレーを食べたり、双葉町の人、双葉町以外の人がお酒やコーヒーを片手に交流をしていました。
この光景を見た時に、小高まで歩いた時に見えた、夜が暗く、少し寂しい街並みと重なりました。「これを小高でやりたい。」そう思いました。

これからやりたいこと

小高の静かな夜を照らし、他の地域に住む人が小高に来る”きっかけ”を創出する。
これがあれば小高、南相馬がもっと面白くなると考えています。
まだ、構想段階で形にはできていませんが、これから実現に向け動き出して行きます。

MYSHでインターンをしながら感じたこと

今回、2週間南相馬に2週間滞在できたことは、紛れもなくMYSHのおかげです。
そんなMYSHで働いていて強く思ったことがあります。
それは、MYSHが「移住すること」をゴールに据えていないということです。

MYSHは、移住者、移住希望者、地元住民をオンラインツールで繋ぐためにslackを運営していたり、オフラインで繋ぐ施策として交流会を多く開催しています。つまり、移住のその先もしっかりサポートされているのが印象的でした。

移住窓口は移住することがゴールとなりがちですが、移住し、地域に馴染むところまで一緒にする。これがMYSHでインターンをしていて他と何か違う、そう思った点です。
インターンという機会の提供、そして最大限のサポートをしてくださりました。
感謝してもしきれません。ありがとうございました。

3月11日、北泉海岸にて

田村くん、素敵な記事をありがとうございました👏

MYSHでのインターンはもちろん、休みの日も積極的に地域の方交流している姿が印象的でした😊

行ってみたからこそわかったこと。
様々な経験を得たからこそ見えた「これからやりたいこと」。

”きっかけ”創出の実現、楽しみにしています🙌


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