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硬磁性体の保磁力と粒界相の関係

主に自分用に技術的な記事も書こうかと思案中です。
とりあえずテスト。

硬磁性体に求められる特性といえば次の通り。

  1. 高い飽和磁束密度

  2. 高い残留磁束密度

  3. 高い保磁力

高い保磁力を担保するのに重要なのが「粒界」とされる。

粒界とは、多結晶の中の小さな単結晶(結晶粒)と単結晶の間の領域のこと[1]。

では、なぜ粒界相が保磁力に重要な役割を果たすのか?

粒界相が非磁性であれば結晶粒の間の磁気的な相関が切れ、磁気モーメントが連動して動きにくくなる。したがって、磁化の向きと反対方向に磁場をかけても磁化反転が起きにくくなり、その結果保磁力が高くなるというわけだ[2]。

*まだまだ勉強中のため、間違い等あるかもしれません。悪しからず。ご指摘も大歓迎。

[1] http://kamonohashi.iem.titech.ac.jp/onaka_folder/onaka/DCBC/DCBC_1d5.html
[2]https://www.nims.go.jp/ESICMM/group/hdfqf10000005qxs-att/a1495763505881.pdf

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