『今にも削除したくなるような自分語りを:エピソード6 点のかたち』
超大型巨人の視点は、高所恐怖症にとってはかなり怖い。
高速バスに乗り、博多駅から1時間と半分、大分県の日田市に大山ダムはある。比類なき歴史的傑作漫画『進撃の巨人』の作者諌山創氏を輩出したこの地は、2020年秋「進撃の日田」として場所やお土産等を『進撃の巨人』と連動させた企画を始めている。大山ダムはまさにその中核で、主人公級の登場人物であるエレン・イェーガー、ミカサ・アッカーマン、そしてアルミン・アルレルトの銅像を造り、ダムの高い天端を劇中に出てくる壁「ウォール・マリア」に