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#15 下手で何が悪いか

ご覧いただきありがとうございます。
のりこです。
 
 
 
 
数年前、辛い変容期のときに亡くなったおじいちゃんが降りてきたことがありました。
 
いわゆる成仏できなくて漂っている幽霊さんではなく、スピリットだけが降りてきた感じ。


 
私がいつも視えるときは肉眼ではなく、目の前のスクリーンに映像が映し出されているように視えるのですが、そのときのおじいちゃんは肉眼で見えました。
 
背中がちょっとザワっとして、すごく不思議な感じで。
 
ぼやっとしたおじいちゃんの顔がバーチャルの映像みたいに私の目の前に浮かんでいました。
 
 


 
きっと降りてくるってすごく大変なことなんだろうから、よほど伝えたいことがあったのかと思ったら、
 


「絵を描きなさい」
 
おじいちゃんが私に伝えたいことはたったそれだけでした。
 
 


私はあちらでどういう風に過ごしてるかとか興味があったので、色々質問してみたりして、もちろんそれにはちゃんと答えてくれて、人間的なコミュニケーションは出来ないにしろ、それなりに意思疎通はできました。
 


 
それにしても、わざわざ降りてきてまで伝えることなのかと疑問が残り、、
 
 
とりあえず久々に絵具を出してきてやってはみたものの、、
 

うーーん。
 
 
私絵を描くのは子供の頃から苦手なのです(笑)
 
全然上手に描けないから嫌になってきちゃうの。
 
 
 
まあ別に言われたからって必ずしも言うこと聞く必要はないかーっと思って、それから長らく放置していました。
 
 



それが最近になって、絵を描いてみたくなって、スケッチブックを出してきてちょっとやってみた。
 
 
相変わらず下手だけど(笑)
 
でもこの“絵を描く時間”が自分の中に溜まっている何かを外に吐き出しているように感じた。
 
別に上手に描くとかって、大事じゃなかったんだって思った。
 
 

 
 
結果ではなく、過程を楽しむこと。
 
やることなすこと全てに意味を見出さないこと。
 
 
子供の頃ってそういったことが、当たり前のようにできていたように思う。
 
 
 
だいぶ地球に染まっているなと感じるたびにぎょっとする。
 
 
 
 
別に誰かに評価されなくてもいい。
 
お金にならなくてもいい。
 
 
ただ純粋に心の奥底から湧き上がることを、そのまま表現していけたら、そのまま行動に移すことが出来たら、それこそが自分を生きるってことなんだろうと思った。
 
 
 
おじいちゃんがどうして絵を描きなさいと言ったのかは今のところよくわからないけれど、何かになるかもしれないし、特に何にもならないかもしれない、そのぐらいフワフワゆるゆるしておくのもいいなって思った今日この頃でした。


のりこ

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