場数を踏め
ご覧いただきありがとうございます。
のりこです。
悲しみを感じたくないとき。
辛いことや苦しいことが起こったとき。
目の前の悲惨な現実を見たくないとき。
かっこ悪い自分を認めたくないとき。
傷や痛みを回避したいとき。
怖いとき。
人は、逃げたくなります。
逃げたら、ラクになれるような気がして。
見ないようにすれば、感じないようにすれば、なかったことにできるような気がして。
でも大抵の場合、逃げれば逃げるほど、その“何か”は追ってくる。
あなたがそれに気づくまで。
あなたが受け入れるまで。
あなたが感じることを許すまで。
何でこんなにも人生は大変なものなのか。
いつもハッピーなことだけが目の前に広がっていたら、どんなにいいことか。
私は何度も思ったことがあります。
そして、何か良い解決策がないか、色々な人に相談に行きました。
目から鱗って感じの素敵なアドバイスがもらえると期待して。
でも残念ながら、そんな素敵な解決策なんて、はじめから存在していなかった。
私たちに必要なことは、ただ受け入れること、立ち向かうこと、全身で感じきること。
たったそれだけです。
「今辛いのをすぐにでもどうにかしたい」というような、悲痛な叫びをあちこちで見かけます。
そんな状況の方を前にして、すごくシンプルなことを伝えるのはあまりに残酷なことのように思えます。
私も嫌でした。
どれも見たくなかったし、感じたくもなかったし、受け入れたくもなかった。
でもあるとき、何も変わらない現実に飽き飽きして、真正面から向き合うことにしました。
この世の終わりかと思うくらいに泣き叫ぶと、それが永遠に続くような気がしてくるけど、でもいつかある時急に終わりのタイミングがくる。
嵐だったのに、急に静かになる。
「えっ、今の何だったっけ?」っていうくらいに、自分の中が軽くなる。
そして、そんなに大ごとではなかったということに後から気づく。
そのプロセスに取り掛かろうとするまでは、葛藤があればあるほど時間がかかったりするけど、やってみたら意外とあっという間に終わるものです。
一度でも経験すると、強くなる。
次に似たようなものがきても、痛みや苦しみは同じはずなのに、少しはマシになる。
だから頑張って、勇気を振り絞って飛ぶ込む。
そうすると、辛い時間が短縮できるような気がしています。
私には長らく、根深いお金の不安がありました。
でも次のステージに行くにはそこをどうにか解消しなければいけなくて、ずーっと怖くて怖くて踏み出せませんでした。
そうやってずっとダラダラしていたら、3ヶ月毎ぐらいにお金に困るような状況が目の前で起こって、そのたびに怖くてどうしようって踏みとどまるのを繰り返して、、
あるとき、このワンパターンな感じに飽きて、ようやくその怖さと向き合う決心がつきました。
今までにないぐらい怖かった。
今にも死にそうで、寿命も縮んだような気がするけど、残念ながら怖いことをしたからって、別に寿命は縮まない(笑)
いつだって、湧き上がってくる感情やエゴの声は大げさです。
怖さを解消するのにかかった時間はたったの2~3日。
あんなにダラダラしていた時間は何だったのか、、と思いたくなるけど、そのダラダラ時間もけっこう重要なんだと私は思っていて、そこでちょっとずつ練習しているんだと思っています。
もちろん、いきなり全部の階段を駆け上がれるなら、スピーディーで大変良いとは思うけど、自分にとっての良きタイミングがちゃんとあって、その波に乗れるとけっこうすんなりいったりします。
だから今無理なら、胸を張って思う存分ダラダラしてみたらいいと思うし、覚悟が決まったなら、あとは進むだけ。
現実的に大変なことがなかなかクリアできないとき、そこに必要なのは練習なのかもしれません。
でもいつまでも練習していては、何も変わらない。
変わらないどころか、ずっと苦しいままなような気がしています。
私が怖さと葛藤していた時、私の守護天使さんが言いました。
「大丈夫、怖くないから。みんなで一緒に行くんだよ。状況はすぐに好転する。だから一緒に飛び込もう。」
いつも忘れてしまうけど、たくさんの存在が私の周りにいて、一緒に人生を歩んでる。
私に必要なのは、ただ決めるだけ。
あとは全部上手いことなるように、みんなが頑張ってくれている。
不安や怖さを握りしめて一歩踏み出す人に、必ず天は味方する。
それは視えるとか視えないとか関係ない。
それだけは自信を持って言えます。
あなたのこれからの旅路に少しの勇気とエールを。
のりこ
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