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発達障害の特性を知る

当教室では発達障害と診断されている生徒さんが多く通っておられます。

【発達障害とは】
と、検索すると、最近ではたくさんの情報を得られるようになりました。
少し前まではこれほど多くなかった気が。
発達障害という言葉は聞いたことはあるけれど、具体的な内容までは知らなかったという人も、おそらく今では少し調べれば少し分かるようになったかと思います。

発達障害の子どもたちが増えている、なんていう記事もたくさん見かけますが、現実はそうではないと思っています。
発達障害だと診断出来るお医者さんが増えたこと、発達障害という言葉が広く浸透して来たこと、
その辺りが「増えた」という数字につながっているだけで、
きっと気付かずに大人になった人は多くて、もしかしてそっちの数の方が多いんでは、と思うほどです。

よく、『発達障害の人は生きづらい』とか、『生きづらさを抱えた人たち』なんていう風に言われたり書かれたりしますが、それは違うと思う。
発達障害の人がすべて生きづらさを抱える訳ではない。

いや、もしかして、少しでも『生きづらい』と自分で【気づくことが出来た】人は、生きづらさを減らそうと行動出来るかも知れないけれど、
発達障害と診断されずに大人になった人たちの多くは、自分で感じている『生きづらさ』にそもそも気付くことが出来ていない可能性もあると思う。

もともと発達障害の人は、「ヒトやモノに対する興味、関心が薄い」と言われていまる。
これは脳のとある部分の働きが弱いために起きているそうで、
そのことから発達障害の人は「ヒトやモノに対する興味」だけでなく、「自分自身に対する興味」も薄いであろうと想像します。
つまり、自分で自分に興味を持てない。=自分が分からない、となります。
ということは、自分の生きづらさにも気付けずに今日まで来ている可能性がある、ということなのです。


特性を知れば知るほど、「この生徒さんにはどんな対応をしようか」と悩みます。
どの方法が良かったか、それはもっと長い時間が経たないと分からないかも知れません。
それでも、出来るだけ音楽を通じて、生徒さんにお伝えすることで、少しでも助けになってくれると良いのですが♫

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