「犬部!」

源田の毎日映画 5日目は日本映画。普通の日本映画。ザ平均的な日本映画。おもんないしつまらなくもない1番批評のしがいがない面白さの映画だ。

俳優陣が中川大志と大原櫻子と田辺桃子以外の人が、なんか見たことあるけど名前知らない程度の人が多かった。逆にリアリティが出てよかったのかもしれない。ただ子役の子がみんな信じられないくらい演技が普通なのでそこは拍子抜けである。あと年行った女性陣のキャラクターが普通に嫌いでなんかイライラした。あと、主人公のキャラクターが普通に腹立つ。物語の主人公としては面白いが、普通に犯罪者だし社会人になっても無鉄砲な感じなのは普通にガキである。
話が絶望的に面白くなかった。実話ベースなので面白さを求めるのはお門違いかもしれないが、にしてもな気がする。日テレの番組でやってそうなレベルのクオリティの映像と話では感動するもんもしなくなる。ただやっぱり犬が苦しんでるのを見るのは心が痛む。確かになんとかしなきゃなとは思った。ただセリフの一つ一つがなんか台本くさいし(演技含む)、角川映画あるあるであるカメラワークにも抑揚がなさ過ぎて単調過ぎるため途中寝てしまったので巻き戻してみたがやっぱりつまらなかった。
ただ中川大志は良かった。大学を卒業し、保健所で働くも現実に打ちのめされて潰れていく感じの演技の悲壮感はとてつもなかった。中川大志だけはこの映画で褒めるべき点だろう。
犬のシーンは犬が可愛いなっていう感情もあったがやはり可哀想という気持ちが勝つ。実際私も小4からポメラニアンを飼っているので、それは同情しかねる。ていうか犬の演技すごい。あの教授との一悶着のシーンの犬の演技は良かった。
極め付けは最後のノーベルブライトの歌である。個人的に嫌いな歌手なので一気に目が覚めた。なんかバカが好きな歌手のイメージがあって嫌いだ。そういうバイアスがかかっているため最後の最後でクソな気分になりこのような評価になってしまった気がする。

伝えたいことはなんとなく分かるし幾度となく言われてきたことである。しかし話と映像かわつまらない為にメッセージも伝わらないわ映画はつまらないわ散々である。中川大志は良かったが監督と主演の俳優は今後に期待って感じだ。(何様だよ)
5日目は微妙な映画を見てしまった。が、これもまた映画鑑賞の醍醐味。明日はいい映画に出会えることを願う。

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