いいお母さんだなあと思ったこと

普段スーパーやショッピングモールにいる小さな子供連れを見て、世の中の親は結構子供に対してキツイんだな、と思うことがあった。
割合が多いのではなく声が大きいから目立つだけだとは思う。

昨日もドラッグストアに買い物に行ったら、父親と5歳くらいの少年がこんな会話をしていた。

「お父さんの財布の中空っぽになっちゃうよ〜」
「ならねえよ!」
「もしお金足りなかったらどうする?」
「足りるよ!」
「ねえもしお金足りなかったらどうする?」
「足りるって言ってんだろ!黙れ!」
※子供はおちゃらけてる感じ
※周囲への迷惑にならない普通のボリュームでの会話

それを見た私は、
・子供って素直で可愛いなあ
・父親言い方強すぎじゃない?子供は気にしないのかな?
・しつこいからこれが毎日だとむかついたりするのかな?
と思いながら、帰宅して母親に話した。

母親の答えはこうだった。
「私も結構キツイ人多いなと思うことある。
一蹴するんじゃなくて、子供の話を聞いてあげればいいんだよね。なんでお金足りないと思うの?とか。そうすれば子供は話したいことを話す。」
「抱っこを断るお母さんも見かける、大変すぎてそうなってしまうんだろうけど、受け止めてあげて欲しいと思う」

父親が向き合ってないから子供は同じことを言っていたのだと気付く。キャッチボールをすればいいのに、父親がボールを投げないから子供が一方的に投げるしかない。ボールを投げ続けられる父親はイライラする。悪循環だ。

そして、我が母ながら、優しいなと思った。
当時からそうしてたのか、今子供の手が離れて余裕があるから思えるのかはわからないけど。
抱っこしたいなんて言えるのは、言われるのはほんの数年だから、私が母親になったら極力受け止めてあげたいなと思う。

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