【人事の想い編】新卒のリモート研修をしてみた
こんにちは、G2 Studiosの採用担当のはっしー(@hrm_hassy)といいます!
4月に実施した新卒の人事研修について、これから記載していきます。リモートの研修の内容についてはをご覧ください。
さて、今回は新型コロナウイルスの影響で急遽オンラインに切り替わった新卒研修を、人事がどんな想いをもって2週間研修を進めてきたか紹介したいと思います。
弊社の新卒研修
弊社は毎年新卒研修をかなり力入れています。詳細は下記をご覧ください。
名物のセブ研修。今年は自分自身もセブに行って、ビシバシ直接指導できるようにと年内から検討し、内容について本当に、ああでもないこうでもないと例年の課題をどうやって解決するか?など、特に年明けからは、結構夜おそくまで必死にカリキュラムをつくっていました。
自分自身もセブに行くということで、気合い入れて(飛行機苦手なんですけど新卒のために頑張ろうと)思ったさなか、突然のコロナウイルスの影響により我々は国外はおろか、家の外にさえ気軽に出れない状況となったのでした。
リモート研修でどこまでやれるのか?
入社まで1週間を切っていたところで、リモート研修という形に変更になり、少し・・・いやほぼすべての内容を変更しないといけなくなりました。相当動揺したのを覚えています。
4月のこの時期って、研修担当の方はわかると思うんですけど、めちゃくちゃ大切な時期なんですよね。どの時期よりも吸収力がスポンジだと思っていて、人事が提供しているもの1つ1つから、学べるものが無いかって貪欲に吸ってくるんです。その温度感にこちらがこたえられないと成長は止まる。1週間でさえ見違えるほど人が変わるんです。そんな重要な基礎作りのタイミング。ここで「社会人ってこんなもんか」とハードルを下げたくないという思いで、内容を再構築しました。
結果、内容としてはほぼ従来と変わらず、「社会人の基礎を学ぶ」というところをゴールに置き、オンライン用に資料も内容も変えて実行することにしました。
ツールについて
弊社では、様々検証したなかで「Zoom」が圧倒的に軽くて便利だという結論になり、Zoomにて研修をすることになりました。私はITの会社にいるくせに圧倒的にその手には弱く、最初は通話ツール?Zoom?初めて聞いたぞどうやって使うんだ…と困惑しましたが、慣れれば簡単だったので、導入のハードルは思ったよりは高くなかったです。おすすめ。
できたこと①新卒21名+研修担当4名程が入っても重くない、雑音がない
できたこと②画面共有がさくさく。画質が良いので画面共有もストレスない
できたこと③個別にルームが作れるので、チーム作業も可
そして同時に
Googleドライブ:資料の共有が簡単
Slack:雑談、簡単な共有、リアルタイムの全員への通知
こちらを用意し、早速実施をしていきました。
内容について
朝9時30分にZoomに皆が集まり、研修スタートです。
研修が始まる前にルールを定めました。他社さんでもオンラインの時にルールを設けてやっていたけど、これが本当に大切だと思います。
1.時間厳守 2.当事者意識 3.ホウレンソウ
この3つに関しては自分の考え方ひとつで改善できるもので、学生から社会人になった皆でも今日からできることです。誰でもできることを当たり前にやろうという話と、私たちは先輩であり、研修担当だが、先生ではない。リモートだって今回が初で不便をかける可能性だってある。自分たちで違和感があったり、わからないことがあれば自分から声をかけること、という部分を徹底しました。
さて、内容についてですが。下記を実施しました。
初日:PCセットアップ/2日~3日 ビジネスマナー/4日 ロジカルシンキング/5日~6日 個人ワーク/7日~9日 3人1組ワーク/10日 振り返り
正直、詰めすぎました(笑)これ本来の研修と何も変わらないんじゃ…というレベル。最初の方は座学中心でしたが、Zoomは便利で、画面共有が簡単です。画質もきれいで、通常の座学と同じレベルのものが実施できました。
21名いると得意不得意も皆バラバラで、周りから貪欲に学ぼうという動きができ始めてきました。個人ワークの後にグループワークもできると判断し、最終的にはZoom上で3人1組でのグループワークを実施しました。チームもバランスよく配置したのですが、何人かに「このチームは意味があるんですか?」と日報で聞かれました。いいねゼロベース思考。もちろんありますよ。ってニヤニヤしたのを覚えてます。
→ここについては「内容編」で詳しく紹介しています!
まとめ
オンラインでの研修ってどんな感じなのだろうと始まるまではずっと不安でしたが、最初のマインドセットとしてはおおむね成功したのではないかと思います。
最後のアンケートを見ても、元々オンラインでやるうえで不安だった「ロジカルシンキング」や「ワーク」の効果が高くほっとしました。
ただ、お恥ずかしい話ですが、研修担当側ががんばったからこうなりました!という話では全くありません。今回、この記事を書いたのは、そんなことを言いたかったのではなくて、この2週間を通して、おおむね成功だったのではと感じさせるためには、「受け手」の協力が必須だったと思いました。
普段と違う慣れない環境の中で、お互いがお互いに興味を持ったり、Slackにて情報を共有したり、困っている人が居たら声をかけあったり、勝負で1位になった班や人をほめたたえたり、自分たちから業務外に集まって話し合ったり…初日に伝えた「当事者意識」をしっかり体現してくれたからだなと思いました。こればっかりは研修担当が強制しても深まらないところですからね。最初にルールを伝え、認識させることは、オンライン研修をするうえで重要だと感じました。
人事からは最後、皆さんに「感謝」と「思いやり」というお話をしました。
「慣れない研修のなかで、しっかり受けてくれてありがとう。お互い大変だったよね、よりよいものになるように参加し、一緒に頑張ってくれてありがとう。今後みんなには『人が時間を費やしたこと、考えたこと』などを『あたりまえ・めんどくさい』と思わず前向きに受け入れてほしい。この5日間で誰かが動いてくれて『自分もそう思っていた!』とか『助かった』と思ったタイミングいっぱいあったと思います。それが『誰かがやって当たり前』にならず、きちんと感謝を伝えることを忘れないでほしい。そうやって支えあっていくのが組織です。いっぱい吸収した皆さんがこれから活躍していってくれるのを研修担当一同楽しみにしています!」
終了後、早速個別Slack・日報・アンケートにて研修についてのお礼を述べるメンバーが多く、何か響くものがあったのだと感じました。
最後に
2つの記事にわたり、G2 Studiosのリモート研修の様子をお送りいたしましたがいかがでしょうか?学生さんや企業さんに伝えるというよりは私の備忘みたいになっているところは否めませんが、少しでもG2 Studiosの雰囲気や、リモート研修の雰囲気を感じてもらえたらうれしいです。
とはいえやっぱり早く皆さんと直接会いたいですね。現在もっとゲームの専門的なことを学んでいる新卒の皆さんですが、今後会社で活躍してくれるのを皆楽しみにしています!