日本語っておもしろくて不思議

2018年10月28日の記事になります。はてなブログからの移行記事です。銀行員時代、キャパオーバーになってしまって仕事が手につかない状態になってしまった筆者が石垣島から地元の首里に戻り療養生活のようなことをしている記事になります。結構悩んでいたり、もう仕事を辞めようかなとか、個人で稼ぐにはどうしたらいいのかなといろんな悩みのあった時期でした。

こんなこともブログに書いていたと思うと、自分って何してたんだろうって思ってしまいました(笑)
あんまり休職した当初のことって覚えていないんですよね…
闇の中にいたので、毎日もがいていたんだと思います。

下記より過去の記事になります。

友達と話していた時のこと、「最近ラジオでさぼっている人がいると油を売っているといわれるけど油を売るってめっちゃ難しいやんに?」って言っているのを聞いたみたいでなんでかなという話で盛り上がりました。

私も同じようにラジオで「悪いことを始めるときには手を染めるというのに悪いことを辞める時には足を洗うというのはどうして?」という投稿がありました。運転中に聞いていてそのタイミングに目的地にたどり着いたので最後まで聞くことができませんでしたので少し調べてみました。

語源の由来


まず二つの言葉の語源から見ていきます。

江戸時代、髪の油を売る商人が、婦女を相手に長々と世間話をしながら、油を売っていたところから転じた。 ただ、油は粘性が高く、柄杓を使って桶から客の器に移すにも雫が途切れず時間がかかるため、怠けようと世間話をしていた訳ではないようである。 一説には、「油を売る」の語源となった油は、髪の油ではなく、行灯の油ともいわれる。
引用「語源由来辞典」
まず「足を洗う」は、はだしで外を歩いたあと、建物の中に入るときに「足を洗う」ことから出てきたことばです。一説には、修行僧が汚れた足を洗い、俗世間の煩悩を洗い清めることに由来すると言われています。
一方「手を染める」のほうは、諸説ありますが、この「染める」は「初そめる」と同じ語源だという考えがあります。
引用「NHK文化放送研究所」

こちらが語源の由来となっています。

「油を売る」


「油を売る」という語源にもあるように油を容器に入れる際に時間がかかるので世間話などをしていたことからそれがさぼっているように見えていたようですね。実際はさぼってはいないのにかわいそうですね(笑)

また油を売る仕事は昔、営業時間が11時~16時までで理由としては油が膨張する時間でいつもより少ない量で販売することができたようです。また当時の油はとても希少で生活の必需品でもあったので仕事としてはとても楽に見られていたのかもしれません。

現代に置き換えると油って石油とか食用油とかいろんな用途もありそれぞれ販売方法なども違いますし、販売の競争なども考えると油を売るって決してさぼっているわけではないなと思いますね。

「手を染める」、「足を洗う」


こちらの語源をみると悪いことだけに使われるものではないようですね。しかもそれぞれ語源が違うようです。

手を染めるというのは何かをあらたにはじめるときに「初める」というところからきているようですね。

中国では手を染める、手を洗うと使うこともあるようですね。

日本語って語源などを見ていくと思っていたのと違っていたり、それぞれにストーリーなどもありそうで、気になったら図書館などに行って調べてみるのもいいかもしれないですね。

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