脚本を書いたアニメが放送された

「カワイスギクライシス」第5話の脚本を担当しました。ありがとうございました。全然時間が無くて書くのが遅くなってしまいましたが、明日辺りにAmazonプライムなどで配信されると考えればベストタイミングかも。

話を頂いた経緯とかその時の気持ちとかはこちらに書きました。

完成稿はだいぶ前に送っていて、それで私の仕事は終わっていたのでそれからその脚本がどうなっていったかは何も知らなかったので、一視聴者として普通に放送を観ていました。
当たり前すぎる感想ですけど「動いている……!!」と思ってめちゃくちゃ感動しました。これって多分原作者さんが思う事なんだろうな。そもそも4話まで普通に観てきたのでこの感情になるのはおかしいとは思うんですけど、なぜかそう思ってしまいました。
脚本を書いている時は、キャラクターたちがどのように動いてどんな声を出すのか知らない状態なので、色々と想像しながら書いていたのですが、それがこうやって形になっていたのは本当に感動しました。
私のような名前がコロコロ変わるわけの分からない人間の書いたものを、素晴らしいアニメにしていただいてありがとうございます。なんか原作者さんみたいなスタンスになってしまってすみません。

昔から芸人としてテレビに出ずに生きていく方法を模索していて、そうやってずっと生きていくのだと思っていたのですが、思わぬ形でテレビに出れました。その事実に対する喜び以上に、家族や今まで応援してきてくれた方に少しでも何か返せたことが嬉しいです。特に家族に対してはこれから何も見せられずに終わっていくかも……と思って申し訳ない気持ちがあったので、何とか一つ形になったものを見せられて良かったです。ちなみに実家には小さい頃から犬と猫(俺に懐いている三毛&俺に懐いていない白)がいたので、アニメの中のあるあるがめちゃくちゃ分かります。よぞらがパソコンのキーボードの上に乗って邪魔をするシーンがありましたが、私も大学生の時に実家に帰って教育実習の資料を書いていたら猫が乗ってきて全く動かなくなった時がありました。邪魔だけど可愛かったのでその日は何もできませんでした。

昔からアニメや漫画が好きで中学生で「スクールランブル」を見て完全にその事しか考えられなくなってからマインドがオタクになり、その状態が今もずっと続いています。アニメの声優というものを強く意識したのが「涼宮ハルヒの憂鬱」でアニメの監督というものを強く意識したのが「瀬戸の花嫁」で、アニメの脚本というものを強く意識したのが「たまこラブストーリー」でした。その時からアニメを見る時にクレジットまできちんと見るようになり、頭の片隅で「自分がやるとしたら……」とか思うようになっていました。滑舌が良くないから声優は無理で、画を描けないから監督は無理で、文章を書く事は好きだったからできるとしたら脚本か……?と思うようになってから、色々な作品の脚本家の名前を注視するようになりました。

注視される側になれたという事が本当に嬉しいです。まだたった一回だけど、一回でもなった、という事実がある事が嬉しい。昔の自分に伝えたい。
あと、本当に本名でクレジットしてもらって良かった。

これから何度でも注視されたいです。脚本のお仕事ください。よろしくお願いいたします。



ここからは個人的な反省↓


頂いたサポートでドトールに行って文章を書きます