「つばさとみゆの六年間」  レッドブルつばさ③

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「つばさとみゆの六年間」 レッドブルつばさ

 本当はエッセイ二つで終えるつもりだったけど、乳桃が僕との色々な話を追加で書いたので、僕も便乗して色々書くことにする。

 出会いや出会った後の話は本当に乳桃のエッセイ通りなので特に書くことも無いが、大学のお笑いサークルで当時スタッフをしていた乳桃が「ネタを作ったから見てほしい」と言ってメンバーの前でめちゃくちゃ踊ったり歌ったり暴れたり生野菜を食べたりするネタを披露して、全員が( ゚д゚)ポカーン となってしまったことは強烈に印象に残っている。正直スタッフをしていた時の乳桃の記憶はほとんど無く、本当の意味であの瞬間に僕は乳桃と出会ったのだと思う。

 
 出会ってから六年が経った。
 普通六年も経つとお互いに色々と成長するものだと思うが、基本的に何も変わっていない気がする。
 僕は相変わらず暗いし、乳桃は相変わらず様子がおかしい。
 LINEで何の脈絡も無く「こんなんあったよ」と後味が悪いニュースを送ってくる性悪ニュースアプリみたいなことをしてくるし、普通に道を歩いていたと思ったら、急に後ろ向きで変な踊りをしながら行進したりする。通行人の迷惑になるからやめなさい。
 大喜利ライブなのに赤ちゃんの格好をしたり、「悪霊退散」と書かれたお札を全身に貼っていたりする。多分、大喜利ライブが何をする場所なのかわかっていないのだろう。

 最初出会った時は、こんなに付き合いが長くなるとは思いもしなかった。今も付き合いが続いている人は、ほとんどそう思っていたけど乳桃は特にそうだ。
人前で急に生野菜を食べる人間を見て「こいつとは長い付き合いになりそうだぜ・・・」と思うヤツがいるわけない。
 

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