瞬間ダンス

なんか急にムリになって学校に行けなくなった、という夢を見て起きたらめっちゃ寝過ごしてました。その夢で幼馴染みたいな女子(多分俺はこの子が好き)がすごい気にかけてくれていて、なんか過去にこんな事があったような気分になりましたが、小中高と無遅刻無欠席なので多分無かったと思います。学校に行きたくなかった時も絶対に学校に行ってたけどあの時が人間として一番強かった気がする。
今思うと「今はこんなクソみたいな生活をしているけど、大人になったら絶対に捲ってやる」みたいな事を考えていた気がします。高校一年生の時に友達が一人もできなかったら芸人になる、とも思っていました。多分そういう未来への希望があったから辛くても耐えられたのでしょう。
未来への希望、という言葉がすっかり似合わなくなってから何年も経ちました。自分の中の未来への希望似合い年齢は大学生までなので、もうかなり経過しています。
今は、とにかく迫りくる現実を耐え忍ぶ力をつけて、ただただ耐える、ぐらいしかできないのだと思います。
未来の事を考えると不安の方が多くなってしまったら”年をとったという事”だと判断しているので、だいぶ年を取りました。
思えば、子供の頃からずっと「早く大人になりたい」と思っていました。
大人になればもっともっと楽しい事が待っているはずだという確信と、自分の置かれている状況への不満もあったのでしょう。
実際に大人になってみたら、想像していた楽しさは半分ぐらいで、子供の頃は想像もしなかった”生きる”という事自体が難しいという事実に直面して、毎日新鮮に驚いている状態です。
こうなったら日々を生きる事で精一杯で未来の事を考える余裕もありません。
ただ、それがとても悪い事かといえば実はそうでもなく、「ただ目の前の日々を生きる」をずっと繰り返していく事が人生をうまく過ごすコツなのではないかと最近は思います。
確かアドラーも似たような事を言っていました。
今は毎日を懸命に生きた先に何があるのか何もないのか、何もなくてもそれはそれでいいけど、とりあえず3月ぐらいまでの事しか想像できないです。

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