変わったけど、そんなに変わらんだなぁ。

今日彼とカンやビンのゴミ捨てに行った。
その後近くのカフェにいった。

私はホットコーヒー。彼はカフェオレ。
たい焼きも買って半分こにすることにした。

彼はカフェに置いてある漫画を読む。
私は星野源の『よみがえる変態』を読む。
面白いなぁと思いながら読んでいたのだが、
後半一気に本の中に吸い込まれた。

星野源のくも膜下出血の話だ。
その内容は包み隠さずしっかりと書かれていた。
本当に辛く、逃げ出したかっただろう。
それでも生きる選択をして、頑張っている星野源を私は尊敬した。改めてすごいなと思った。

このくも膜下出血の話に入る前、
私は少し汗をかいていた。

なぜなら隣に、前うちで働いていた上司が
座っているのに気づいたからだ。
上司と言っても5つ上。そんなに年が離れてない。

なんでいるんだ。どうしよう。
話しかけるべきなのか。でもなんて言おう。
うわ向こうは気づいてるのかな。

慌てまくりな私。

その上司はわけあって半年ちょっとで辞めた。
原因はいろんなところにある。
上司の顔色が半年の中で顔の表情がなくなり、
モチベが下がりが見えた。

でも元気でいたんだなと思い安心した。
そして、聞きたいこと言いたいことがあった。

元気でしたか。
今何をされていますか。
子どもたちの仕事されてるんですか。
私も今年度で辞めるんです。
やっぱり環境ってしんどいですよね。
あの時もしんどかったですよね。
あの子たち今も元気ですよ。

でも何一つ聞けなかった。
怖くて聞けなかった。

結局聞けず、上司からも話しかけられることなく、ただ同じ空間にいて過ごして終わった。

環境は変わったが、聞き出せない私は
なんか変わってないなぁとも思えた。
でもすごい後悔はない。

聞き出せなかったけど生活は続くのだ。
私は彼とスーパーによって帰った。
二人で夜ごはんを作って食べた。

この何年かでコロナとかもだし
会社の職員だったり、環境は大きく変わった。
それでも生活は続く。
生きてる限り。
今幸せに生きてる自分は幸せだと思う。

明日は彼と散歩に行く予定。
あったかいコーヒーをポットに入れ、
公園で飲むのがおすすめだと言っていた。
かわいいな。一緒にこれからもいたいな。

よし、明日も生きるぞ。