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音と色、共感覚かもしれないと思ったこと

音に色がついて聞こえる、「色聴」というもの?を知ってますか。
私は長いこと知らなかったんですけど。知ったときは「へぇー」と思いました。(追記あり、2019.10.30)

私も音を扱うときは色のイメージがついてることがあるので、その「共感覚」というやつなのかな?と思ったこともありましたけど、よくよく考えたら少し違うみたい。
私は色がついて聞こえるタイプではなくて、むしろ音を出すときに色がついている感じ。だから「共感覚」ではないのかも。
私の場合は無意識に、色のイメージをツールとして使ってる感じがあります。

聴くときは透明

私の感覚だと、聴くときは無色透明です。
いい音だなぁ響きがきれいだなぁとかそういう感覚でしかとらえられません。ここが共感覚とは違うんですね。

色+音になるのは、音を出すときです。

なんでなのか考えてみると。

色と音と結びつける

私が音と色を関連づけているひとつに、子供の頃にピアノ教室へ通わされたことも関係ありそうです。
音の高低を覚えるために、この音って例えるならこんな感じ、というふうに、もしかしたら覚えてしまったのかも。

・・・というのも、「絶対音感を育てるためには六歳までの教育が」といわれているのを知りまして。

私、超のつくド音痴で。歌を歌うのがしぬほど苦手。小中の音楽の授業がつらくてつらくてw楽器ならまだ良かったんですけど。
で、音痴の原因、幼少期に音痴の親から音の外れた子守歌などを聴かされていたの、もしかしたら?と考えたわけです。w
音痴で自信がないから、正しい音をなるべく近い位置で出すために、イメージで色を結びつけたのかもしれないな、と。
今も、音をイメージするときは、この音は何色、こんな色だからこんな音のはず、と脳内で置き直すことはよくあります。

そんな私ですが、ピアノ教室では聴音の訓練もしていたおかげで、楽器の音をきく耳だけは育ってくれて、楽器をやるにはそう困ってないです。
聴く方は、ドレミの聴き分けの中で、半音の聴き分けが少し苦手なものがある、だいたいわかる、という程度。調絃はかなり苦手。厳密な音の聞き分けは難しいレベルです。
(つまり絶対音感とかではない人です。でも専門的にではないレベルで楽器をやるにはそれでも大丈夫かも。)

(この、音痴=出力時の音感の不具合については、「喉音痴」というやつかもしれないです。ほかに「耳音痴」というのもあるらしいのですが、どちらも訓練次第で改善できるとか。詳しくはwebで)

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出すときは色をつける感じ


音を色に置き換える、そういう覚え方をしたってことは、音自体を覚えにくかった、いわゆる向いてない人だった可能性もありますね。

私がイメージする色の内容というと。

ミの音はグリーン、レ♭は寒色のグリーン、ファ・ファ#は黄色やオレンジ、ラは赤系、シは水色、シ♭はアイスブルーとか。

1音の中でも、ピッチが下がるとグレーが入って暗くなる感じ、ピッチが上がりすぎると白が入ってちょっと浮つく感じ。(私のイメージです)

それを、特に出すときにイメージすると、「これくらいの色」でなんとかなる気がする、という・・・あやふや感w
常に正確なピッチを意識して音を出さねばならないタイプの楽器には、たぶん向かないですね。(というか避けてきたから出力の音感が育ってないというのもかなりあるかもしれないけどどうかな・・・)

あらかじめチューニングされたもの、ピアノや箏ならそこまで音程を気にせずに弾けるので、私のような人間にとってはそれだけで楽な楽器です。
ただ、箏はね、押さえがね。押さえがキッチリはまらないのが。ずれてるのは分かるんだけどw

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色を使って相対・絶対音感をたとえると

音感には二種類あって。

*相対音感
「相対する音の関わり」を感じ取るスキル、らしいのですが。
これはほとんどの人が持っているものらしいです。
*絶対音感
「音そのもの」を判別できるスキル、なのかな。
楽器の音のドレミの聴きとりから生活音を聴きとってしまうレベルまで幅があるらしいのですが。

私の感じでたとえると、相対音感は、色の差を意識するスキルの感じ。それに対して絶対音感は、グラデーションの中から一点の色を抜き出せるスキルのような気もしてます。
たとえば、デザインでいえば
相対音感=「カラーパレット」と「配色」スキル、
絶対音感=単色でも感度が高くて「このピンク、 #ff69b4   かな」
って言える人の感じ。(見たことないけどいるのかなそんな人)

わりと、絶対音感とか相対音感とかいいますけど、そこまで対立するものじゃないし、多分同時に発動してることもある気がする。
(この絶対音感と相対音感のことはもう少し調べてみたいな)

つまり、少し方向性が違う。のでは・・・(どうかな)
全然違うものではなくて、両方持ってるけど強弱があって、両方強ければ広い範囲をカバーできる、みたいな。
耳コピしたいときは絶対音感を使うだろうし。調絃の時も絶対音感がある方が早くできるはず。ただ、相対音感でもそこはカバーできる。
曲を聴いたりするときのバランス感覚はどっちだろう。相対音感なのかな。(この辺もう少し調べてみないと)

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おわり。

とりあえず、私の中であんまり不思議じゃないけど、他の人に話すと「ふーん??」てなる感じの、音の感覚の話を書いてみました。
今までひとりだけ、「同じー!」ってなった人がいたので、どうかな、誰か同じ-!って人がいたら嬉しいです。

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追記。

このツイートのスレッドに、

「まだ、字が読めない子がいる場合、色で提示して繰り返すことで覚えられるみたいです」
「(レッ"ド"、"れ"もん、"み"どり、"ファ"イア、"そ"ら、む"ら"さき、"シ"ルバー(もしくは"し"ろ))」
「ヤマハ習い始めたときに習った音がこんな色ついてたなぁと思い出しました」
「ピアノの教本「いろおんぷ」で同じように習いました」

等と出ているので、私の色の結びついた感覚は、もしかしたら初期の幼児教育でのすりこみによるものだったのかもしれません。
(教材について全く覚えていないのですが)

そうかー。私が変わっているわけではなかったんだ。
・・・とちょっと安心したりした知識のアップデートでした。

音感教育とか幼児教育とかについてはこんな資料も見つけたので一応メモがわりにはっておこ

▶ [PDF]音感教育の歴史的考察 - ヤマハ音楽振興会


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