見出し画像

”ラブリー”の空間を観たくて③@国会図書館

6. 愛し愛されて生きるのさ

本当にきれいなシーンってどんなのだ?とまず不思議に思う。でもすぐに分かった。カメラがひたすら客席を映しているから。お客さんみんな口ずさんで、各々好きな動きをして楽しんでいる。客席全体が映し出されると、それはまるで広大な草原のようで、草原に包まれているのがオザケンだ。
愛し愛されて生きるのさ、といえば「家族や友人たちと…」で始まる朗読シーンよね。朗読始まった瞬間、客席からは歓声が。オザケンが映ってるんだけど、陽炎みたいなエフェクトがかかっていて、夢の中みたいな映像になる。ひたすら平和感ただよう歌で、癒される。1回ライブ映像を見ると、その歌がいかにオザケンと観客の空気を吸い込んで膨らんでいるのか、わかるから、その歌自体がもっと好きになることってある。まさに、愛し愛されて生きるのさ、がそう。
オザケン自身が、「本当に本当にきれいなシーン」として客席のきらめきを受け止めてくれてることがとてもうれしい。
♪ You’ve got to get into the groove!
 (グルーブに乗ってかなきゃダメ!)

を何回も繰り返していた。そんな強いメッセージがこの歌に込められていたとは。コンサートはグルーブに乗ってこそ、うん。でも日常のグルーブ感もつかめるようになりたい…

7. 強い気持ち・強い愛

またまた息つく間もなく始まった強気強愛!照明はチカチカして、盛り上がりは最高潮。6月のライブに聞いた、この曲の持ってたエネルギーを思い出した。オザケンの身振り手振りも一層増して、手からパワー出しまくってる。
この動画、youtubeにあって何回も見たんだけど、何回見ても魅了される。特にライブ特別アレンジ。
♪  Got to keep the trains rollin'
    Got to keep the rhythm flowin' !
ここでも出てくる、列車!ラビリンスみたいなメロディー、演出で響くベースがかっこよくて、パッとイントロのストリングスのメロディーに戻る切り替え、オンオフが最高。太陽がそこでグッとのぼるような。
私自身、youtubeでこの動画に出会って、VILLAGEの凄まじさ、溢れんばかりのエネルギーに圧倒された。ぜひ、ぜひオザケンリスナーも、そうでない人もライブバージョン聴いて欲しい!

最高の盛り上がりの次は、天使たちのシーン。
こちらも「読む、天使たちのシーン」で検索すると音声のみの動画が聴けるので、ぜひ聴いて欲しいです。動画で出てくる文章にも、心動かされる。

8. 天使たちのシーン

バイオリン、ハープのイントロで、通常よりゆー-ったりと始まる。吸い込まれるような透明感、包容力を感じる。
ステージは暗くなり、その中でオザケンが一文字一文字丁寧に優しく歌う。雰囲気にのまれて泣きそうになった。
さらに、トランペットやサックスのソロが、独特の哀愁を醸し出す。途中もバイオリンが包みこむ。天心たちのシーンで奏でられる、バイオリンの音色には母性さえも感じた。
大サビ、転調に向けてハープがかき鳴らされ静かな高まりがある。高まりというか、強さを携えてゆくイメージ。大サビでは、音色、グルーブ、すべてが大きな存在に包みこまれているような穏やかさを覚える。
ずーっと優しくそよ風が吹いている歌だと思った。そよ風で、空気と一緒に時間を流してくれているような。最後のピアノ、トランペットソロが力強くて、誰もの背中を押してくれている。
♪ There'll be angels…
神様も、天使も、いるんだって信じる強さ。信じられるだけでいいんだ、とはっと思い出させてくれる。
「天使たちのシーンの良さって、なんだろう」と改めて考えた。それは、理屈ではなく直観で感じる良さなのかもしれない。でも、歌詞に内包されているエネルギーに、少しでも近づきたいと思った。天使たちのシーンの歌詞に時間を掛けて向き合おう。

途中のナレーション、ありがたい。オザケン本人による楽曲解説って貴重!
「天使たちのシーンに続いてラブリー。この曲はみんなで思いっきり歌ってると、生きてるーって感じがする。悲しいような嬉しいような、深い深ーい気持ちになって、泣きそうになることもしばしばだー-。」

ラブリー

来ましたラブリー!このライブの裏テーマはいっぱいあるのかもしれないけど、ラブリーがやっぱり目玉!もはや安定の明るさ、盛り上がり。サビの「そ、れ、で、ライっカッミンバッ」の歌い方、超ラブリーです可愛いです。
オリジナルを聞いて、最後の大サビでプラスされるストリングスの偉大さに、感動した。けど、このライブ音源はちょい抑えめか、もっと聞こえてほしかったかなー。
いい意味で、ラブリーを聴いているみんなはこの空間では、悲しさも辛さも忘れてるフリをしている。とにかく、とにかくいい時がまた舞い戻ってくるって信じてる。オザケンの投げキッスも炸裂して、演奏者も観客も全員がラブリー色に染まっている。
ラブリーは繰り返しのメロディーがかなり多いけど、今ならわかる。繰り返すことにきっと意味がある。聞けば聞くだけ、歌えば歌うだけ強くなれるから。
♪誰かの待つ歩道を歩いてく
とあるように、今歩いてる道には絶対誰かが待っているから、誰かに出会えるから。そう思えるといろんなことを乗り越えて行ける。

「過ぎてゆく日々を踏みしめて僕らはゆくのだ。」

10. いちょう並木のセレナーデ

ライブも終盤に差し掛かり、ラブリーからのいちょう並木。グリーンのシャツに黒ベストの、アンコール後衣装がかわいい。
♪夜中に甘いキスをして~
で、お決まりの歓声が上がると、オザケンからグッドサイン。いいコミュニケーションだなぁ。はやく声出しOKのコンサートになってほしい!ほんとに!
相変わらずの赤っぽい照明が、いちょうなんだけど紅葉の秋っぽさを出してる。
口笛がすごくきれいで、拍手喝采!わかる。
♪踏みしめて僕らはゆく
の「僕ら」で客席と自分をアピールしてるオザケン。こういうところが好きだ。全然違う存在のように見えるし、実際違うのかもしれないけど、同じ時を刻んでいることを共有してくれる優しさに、ありがとう!となる。
アウトロのギターを、どの曲よりも丁寧に真剣に引く姿が印象的だった。
穏やかさのなかに、強さが眠っている、そんな歌。

11. ドアをノックするのは誰だ?

なんといってもドアノックダンス!キュート!
♪心の扉を叩くのは、僕さ
オザケンの叩き方が、思ってたより強くて(ドンドンドン!)それがまた良かったりする笑。投げキッス大放出で、「好き!」って気持ちが体からあふれ出てるオザケンがひたすら愛おしい。無邪気さあいまって、少年の王子様。服部先生も、ちゃんとドアノックダンスしていて真の一体感がある。
最後のほう
♪僕さ、僕さ、僕さ

6. 愛し愛されて生きるのさ

本当にきれいなシーンってどんなのだ?とまず不思議に思う。でもすぐに分かった。カメラがひたすら客席を映しているから。お客さんみんな口ずさんで、各々好きな動きをして楽しんでいる。客席全体が映し出されると、それはまるで広大な草原のようで、草原に包まれているのがオザケンだ。
愛し愛されて生きるのさ、といえば「家族や友人たちと…」で始まる朗読シーンよね。朗読始まった瞬間、客席からは歓声が。オザケンが映ってるんだけど、陽炎みたいなエフェクトがかかっていて、夢の中みたいな映像になる。ひたすら平和感ただよう歌で、癒される。1回ライブ映像を見ると、その歌がいかにオザケンと観客の空気を吸い込んで膨らんでいるのか、わかるから、その歌自体がもっと好きになることってある。まさに、愛し愛されて生きるのさ、がそう。
オザケン自身が、「本当に本当にきれいなシーン」として客席のきらめきを受け止めてくれてることがとてもうれしい。
♪ You’ve got to get into the groove!
 (グルーブに乗ってかなきゃダメ!)

を何回も繰り返していた。そんな強いメッセージがこの歌に込められていたとは。コンサートはグルーブに乗ってこそ、うん。でも日常のグルーブ感もつかめるようになりたい…

④につづく…





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?