見出し画像

”ラブリー”の空間を観たくて④@国会図書館

12. ラブリー

ラブリー再び!最後のラブリーは、みんなが「ライフイズカミンバック!」と力強く歌う姿が印象的。多分これは、魂の叫び。辛い、悲しいことを受け入れたうえで、日の目を待つ。太陽が待ってるから。深く長い時を超えることは、きっと無駄じゃないんだとも感じさせてくれる。
ストリングスの広がりによって、歩道を導いているような気がした。
「この曲でまた会おう!それまで頑張ろう!」そんな応援歌のようなメッセージが含まれている。
最後はラブリーが終わらないまま、他の演奏者たちが舞台袖に消える。

エンディング

エンディングは、オザケンが「武道館9時までなのに、余裕で過ぎちゃってるよ~。」的なことを言って、サラッとさわやかに袖に戻った。まだまだラブリーの空間を十二分に残したまま。これぞ、エンターテイナー。
「以上を持ちまして、本日の公演は…」まで律儀に収録されている。お客さん同士の会話もちょいちょい入ってきて面白い。

LD本編最後の締めは、ラブリーのPVの最後(オザケンが眠りながら「Life is comin back…」と歌ってるシーン)とセミの鳴き声。これはどういうこと?コンサート全体がラブリーだったってこと?コンサートが終わったら、夢から目覚めてラブリー空間がら追い出されてしまうのか…でも、それが日常であり大切な生活なんだってことかな。

まとめ

コンサートでしか生まれないものって、ある。口から音源、とか良く言うけど、そんな話じゃなくてCDとは別物の何か。全部がCDオリジナルのスペシャルバージョンだった。きっとそれは、お客さんとの相乗効果があるからだと思う。それに、オザケンは思いっきり歌にエネルギーを込めてくれるし。
いつもは関係ない人たちが集まって、同じ音楽を聴いているってすごいこと。自然に生まれる一体感は、私のように見ている側をも突き動かす。

p.s. オザケン、黒目がキラッキラしてるんだよなー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?