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手帳の最小単位? A7サイズのトラベラーズノートカバーを作ってみた


懲りずに工作をし続けている毎日です


ここ最近、近所の手芸店で革の端切れを購入しては、レザークラフトとも呼べない工作物を量産している自分であります。

既製品の中で自分の理想を叶えてくれる商品というのは本当にほぼ存在せず、ちょっとこだわり強め系の自分は、ほんの少しでも〝あぁ… ここが◯◯だったらなぁ〟と違和感を感じてしまうとその商品が使えなくなったりしてしまうんですよね😓

手帳というか文房具全般に関しましては割と自分の中でも唯一と言っても過言ではない、小学生辺りからずっと続く趣味ですので、そういう厄介なこだわりも際立って出てきてしまう分野なのがつらいところです。

しかし、あーでもないこーでもないと革製品をこねくり回していくうちに


こんな感じで、ないものを自分で作り出すという悪知恵が働くようになりました。
上記のリンクは、過去に自分でTNPを裁断してA6サイズのトラベラーズノートカバーを自作した記事になっておりますが、今回も同じような記事になります😱


マイブームであるA7サイズのトラベラーズノートカバーを作りました

横に添えてあるノートはTNPのリフィルです

今後自分のnoteでは、トラベラーズノートA7サイズ(自作)については、TNA7と表記させていただきます。

こんな感じで、今回はTNPを材料に自分の思うノートの最小単位であるA7サイズのノートカバーを作成しました。

TNPでも十分小さいのに何故更に小さなノートカバーを作ってしまったかというと、

・TNPだと仕事着のポケットから若干上部がはみ出す
・ありとあらゆる場面において、常に手帳を携帯する必要があった(主に予定管理など)
・限界レベルで紙面を小さくすることで、手帳のモチベーションを維持しやすい

などの点でミニ手帳に重きを置こうと思ったからです。

ちなみに、記事のいちばんはじめでも少し触れましたが、最近は革の端切れを入手して色々工作をしておりまして、実はA7サイズの革カバーをトラベラーズノートのように作ったりはしていたのですが、柔らかすぎたり薄すぎたりと中々思ったようなカバーが出来上がりませんでした🙄

やはりトラベラーズノートの独特な革の質感や厚みこそがいいんだなと改めて認識したため、このような魔改造を再び決行したわけです。


工程は至ってシンプルです(切って穴を開けるだけ)

ロゴを残すために、上部と左右を切断しました

写真のようにTNPのカバーをカットします。
自分はTNPに元々開いていた穴や、ロゴを極力残す形で使用したかったので、3箇所をそれぞれ切断しています。

ノートを留めるゴムバンドの穴は下部にあるものが活かせたので、上部に改めて穴を開けて直せばOKです。

本来のトラベラーズノート同様に、穴の外側には切れ込みも入れ直しています。

雑な図ではありますが、参考程度にどうぞ。

コバ処理の道具をひとつも用意していなかったのですが角を丸めた際にモソモソが出てしまいまして、今回はコンロで熱した目打ちをコバに押し当てるという荒技で均してみました。
効果の程はわかりかねますが、モソモソは出なくなったので、工作に行き詰まった方はこういう奴もいるんだなぁ程度に参考にしてください。

トラベラーズノートのロゴは端から平均5㎜の地点に型押しされていることが多いため、おそらくギリギリカットせずにロゴを残せます。
ノートを留めるゴムバンドは改めて開ける形になるので、手術痕(TNP時代のゴムバンドの穴)が上部に残る形となります。


TNA7の構成について

【1】ゴムバンド

中のゴムバンドは今回3本にしています。

真ん中の1本は錫パーツを通さずに結び、外の左右2本を錫パーツに通してまとめました。

元々付いていた錫パーツは先が潰れていたため、リペアキットの新品のパーツを使用して、潰さずに結んでいます。

結び目はパーツの中に入れ込み、コンロで熱した目打ちをパーツの切れ目? に押し当てて、ゴムを切った部分のモソモソがはみ出ないようにしました。

ノートを留めるゴムバンドは中に小さなパーツを噛ませてゴムを通し、外側で結び目を作るようにしています。

【2】使用しているノート

ノートにかかるコストを極力抑えるため、ホチキス留めのノートを自作しました。
ルーズリーフ(方眼タイプ)を使用して作っています。


A7サイズのノートはサイズの小ささの割に高価に感じてしまったので、家にある紙物を再利用してリフィルを自作していくことにしました。
表紙や罫線を好きなようにアレンジできますし、余った紙物を消費するのにも役立ちます。
気分が乗らなくなったらノートをすぐに変えても罪悪感をそこまで感じないのもメリットかなと思います。

ノートのくたびれ感も大事な思い出になるかな? と思い、あえて表紙を白で作ってみたのですが、普通にやめて黒とかにするべきだったと後悔まみれです🐦‍⬛

【3】クラフトファイルの代用

極薄の革の端切れを使用して、クラフトファイルのようなものを作りました。
TNA7を作成する前にすでに作っていてそれなりに使用していることもあり、革が伸びてきています😅

※縫い物が苦手なので、下部を接着剤で貼り合わせただけの💩クオリティです。
ペラッペラなおかげでTNA7のリフィルにしてもあまり嵩張らずに済んでいます。

ソファーなんかに使われていそうなエイジングもクソもない光沢感のある銀面を選んでしましました。
もっとエイジングしそうな革で作ったらよかったかもしれません。


このとんでもないクラフトファイルもどきは、元々ロディアNo.11のカバーとして考案して工作してみたもののひとつです。

こんな感じで、ロディアNo.11とA7までの書類をそれぞれ左右のポケットに挟み込んでおけます。


ただ、革がベロンベロンになってしまい、クリップで留めていないとポケットに挟んだ紙物がすぐに散乱してしまいます。

まだまだ改善の余地がありそうなので、寸法などは現時点では公開できませんが、色々工夫を重ねていって自分なりの答えが出せた時には、改めて記事にしたいと思います。



【4】全体的なイメージ

見てくれはTNPとあまり変わらないと思います。
ペンホルダーのクリップを取り付けて、uni ball one F と一緒に持ち歩いています。
内容物は上記で紹介した
・ノート2冊
・ロディアNo.11
・クラフトファイルもどき
を主に挟み込んでいますが、横幅に余裕を持たせているのではみ出さずスッキリしています。
上から見た感じ。
A7サイズのノート自体が気軽にメモできるので、正直ロディアはあってもなくてもいいと思いました。


おわりに

今回のTNA7についてのご紹介はこんな感じです。

いずれノートの中身などをご紹介できたらいいなと思いつつ、まだまだ工作が楽しい今日この頃です。
チャームなどのカスタマイズも今色々頭の中にあるので、今後実践していきながら都度noteに記録として投稿できたらいいなと考えています。


既製品をカットしたりする行為はもちろん賛否両論あることと自負しておりますが、せっかく買ったものを活かせずに終わったりフリマアプリに放流してしまうよりは、自分がどんな風に工夫を施したら今後の手帳タイムを豊かにしていけるのか、ということを考えて実践してみるという部分に自分は重きを置きたいと考えております。

トラベラーズノート自体安くはないものですし後悔もないわけではないですが、色んなサイズのカバーを自作してストックしておくと、気分で色々替えながら使えるのが楽しいです。


自分の記事を読んでくださっている皆様方には、こんな変人もいるんだなぁ、という目線で見守っていただけますと幸いです。

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