ボルネオ島サラワク州に行ってきた Part2
前回に引き続き、サラワク州クチンの滞在記録を。
3日目
この日は生憎の曇り空。そして主人は今日も学会。
さてどうしようか。1人で行くのは勇気がいるけど、クチンに行くことが決まった時から、行きたい!と思っていたセメンゴワイルドライフセンター(以下参照)に行ってみようかな。
現在オランウータンが生息しているのはボルネオ島とスマトラ島のみ。せっかく来たのに見ない手はありません。
出発前からオンラインで日本人向けのツアーを見たり、現地申し込みのツアーも何個か見てみましたが、どれもこれも2人以上からの申し込みとなっており、1人参加の場合は2人分の料金(6〜8,000円前後×2)が必要など、ツアーをお願いするのはちょっと勿体無いなと思っていました。
結局ツアーはお願いせず、1人でgrabを利用して行くことに決めました。
午前中はホテルで過ごし、15時の餌やりに向けて13時頃grabでホテルを出発。
ドライバーさんとちょっと雑談をしたりして緊張する気持ちを和らげていると、
「終わったらそのままホテルに帰るの?それならこの辺で待っとくから、WhatsApp(日本のLINEの様なアプリ)で呼んでくれたら迎えに行くよ!待ち時間のお金も合わせてRM40でどう?」と言ってくれました。(行きのgrab代金はRM25ほどでした。)
私が「帰りはgrab呼ぶの大変なの?」と聞くと「そうだ」というので、一応Whats Appの連絡先を貰っておきます。
40分ほどかけて到着した先は駐車場とチケットカウンターの前。
まだ14時前だというのに、すでに10人ほど欧米人と中国人の観光客がいました。
スタッフの案内に従い、まずはカウンターに貼られたQRコードを読み取り、Sarawak Forestry Corporationという会社のサイトで電子登録を行い、チケット交換用のQRを作成します。(この登録は、後日訪問したバコ国立公園でも必要でした)
登録が完了すると、QRコードが表示され、確認のメールも届きます。
14時になるとカウンターがオープンし、QRコードを見せてチケットを購入します。
私が事前に入手していた情報では、ここから餌やりの場所までは徒歩で山道を歩くと思っていたのですが、スタッフにバギーに乗るか歩くかどうする?と聞かれました。
せっかくなので歩いても良かったのですが、この時かなり雨が降っていたので、RM10払ってバギーを利用することにしました。
こんな雨の中オランウータンは出て来てくれるのだろうか、と不安が募ります。
まだ餌やりの15時まで時間がありますが、チケットを購入するとすぐに移動となり、ある程度の人数になったところでバギーが出発。
欧米人の観光客は自前のレインコートを着て同じ道を歩いていました。
バギーは10分もかからず到着。徒歩組も20分ほどで登ってきていました。
移動した先には屋根付きのベンチとトイレ、案内看板があり、観光客が集まるまで待機となります。この時点で14時20分。
ガイドさんから、「あと40分で始まるから、オランウータンを脅かさないように静かに待っているように。食べ物は出さないように。フラッシュは焚かないように。」などの説明がありました。そして「出てきてくれないこともあるけどそれは堪忍ね。」的なことも言われます。うぅ〜。わかってはいるけど見たい、、!
人工的な建物はあるものの、あたり一面ジャングルに囲まれており、森の声が聞こえてワクワクしてきます。なんだか会える気がしてきたぞ!!笑
あと40分は長いなあと思っていましたが、それから5分も経たないうちに、
「こっちにオランウータンが来てるから移動するぞ!」と合図があり、みんなですぐ近くの餌やり場まで移動すると、すでに1匹のオランウータンがおり、ジャングルの茂みの中からもガサゴソと何匹かのオランウータンが近づいてきている音が!!
まだ15時前だけど、この場所だけで5匹のオランウータンに会うことができました!
本当に感動した!可愛かった!!勇気がいったけど来て良かった!!!
フルーツシーズンになると、自分で餌を見つけられるためなかなか出てきてくれないそうですが、また別の場所に移動し、この日はさらに2匹のオランウータンを見ることができました。見学中はガイドさんが名前や年齢、特徴などを英語で面白おかしく説明してくれていました。
7匹も見れたので、この時点で帰っていく観光客がちらほら。まだ15時を回ったばかりでしたが、もう充分満足できたので私も帰ることに。これから見学する方達とすれ違いながら、バギーに乗って駐車場まで戻りました。
さて、帰りのgrabをアプリで呼んでみます。
え、普通にRM30で見つかるやん。笑
ということで、行きのドライバーさんには申し訳ないですが、普通にアプリで配車を手配し、WhatsAppでごめんなさいとメッセージを入れました。
親切だったのか、ぼったくろうとしていたのか。
最終日に続く
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