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2007年8月1日                第01回:カリスマの条件                             

「カリスマ○○」と言われている人は多い。最もマスコミが言っていることであるから余り斟酌しないでいいが、本当の「カリスマ」を定義しておかないと間違ってしまう。

カリスマの条件
1.自分独自の哲学がある、しかもかなりの社会性がある。
2.人や社会に対して関心が深い。心理学やマーケッティングの独自の理論を持っている。
3.人に対する愛情が深い。(宗教で言うアガペー=見返りの無い奉仕、使命感がある)
ということで、多くの場合この3条で決まるが、どうしてもしっくりこない。

世に言うカリスマはどこにもはまらない。人がムードによって集まってくるとか、少し技術的に好いとかという表層的な事柄をカリスマといっている。
日本における本当の「カリスマ」を見るとき、児玉源太郎、新渡戸稲造、白洲次郎、本田宗一郎、土光敏夫の各先達の方々であろう。

若い人たちに聞くと中田英寿という。(その理由は辞め方が好感)そんな方々の本質的な魅力を探ってみると、「潔さ(いさぎよさ)」がある。
潔さが人の共感を呼び帰依する。
それにしても、なんと政治、経済、特に経営者の「潔さ」の欠落していることか。これで、カリスマの条件が揃った。


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