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2014年6月24日第25回:私学の経営課題

 過日、私立高等学校から教職員向けの講演依頼を受けた。

テーマは「教職員の意識改革」。
傍観者・批評家感覚から脱却し、
当事者意識を高める変革をというものである。

非常に難しいテーマであるが、私学からの依頼はこのテーマが多い。
理事長をはじめ校長・教頭が非常に苦心している
校内の経営・運営課題である。

早速、全教職員を集めて講演会を実施させていただいた。

 学校は、組織体系が一般企業と大きく異なっていることが間々ある。
教諭の方々は、個人商店主のように自分の領域を守備攻撃範囲としており、
学校全体的な観点・立場に立っての思考や行動にならないことが多いようである。
組織としてのヒエラルキーが成り立っていない。
つまり、リーダーがいない。

 みんな平等で、教諭同士の相互の指摘などは皆無のようである。
校長や教頭はリーダーの役割を懸命に実施されるが、なかなか思うように効果が得られない。
  一番大きな課題は、一般企業でいうミドルマネージャーの不在である。
中間管理職作りが経営課題であると判断する。
この管理職が「意識改革」の先兵にならないと組織は停滞する。

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