見出し画像

出産レポ①

長かった妊婦生活もようやく終わりを告げようとしている。

破水→陣痛待ちの状態でスペシャル暇なので、せっかくだから出産レポをまとめようと思う。

7月1日(39w6d)19:00

やたら胎動が激しい。恥骨が痛い。そして頭突きをしているのか、やたら子宮に刺すような痛みが走る。

ただし、恥骨の痛みと子宮を刺す痛みは2週間前からあった。なのでお腹の子(以下胎児ネームをマメと名付けていたのでマメとする)が大きくなって激しくなったのだろうと納得する。

晩ご飯を食べてすぐ横になり胎動の痛みを逃す。

7月2日(40w0日)4:30

つーっと子宮から何か流れる気配がする。今まで感じた事のない種類のやつ。生理の経血なら「つー」ではなく「どろ」っとする。とりあえずトイレに行って用を足すと真っ赤だった。パンツは血がついていなく、何やら湿っぽい。匂いを嗅いでも無味無臭。

さて、困った。私が聞いてきた破水ともおしるしとも何か違う。

とりあえず「破水 おしるし 混ざる」とか「破水 おしるし 違い」などで検索するが、インターネットの答えは「素人じゃ分からんから病院に電話しろ」だった。そらそうだ。

だけど自分判断で焦るレベルの破水じゃないと思い、生理用ナプキンを当て、朝を待つ事にした。

7月2日(40w0d)6:30

立ち合い出産希望の旦那さんには何も言わずに仕事へ送り出す。これも自己判断だが、今日は産まれないだろうと思ったからだ。

送り出した後ですぐ着替え、家中のリネンをかき集める。今日は晴れだが、明日からしばらく雨予報なので、出来るだけ洗濯をしておきたかった。もしかしたらこのまま入院の可能性があるからだ。冷蔵庫の中身をチェックして、食べて欲しい物はメモを書く。観葉植物には日曜日に水をあげて欲しい事までメモに書く。

7月2日(40w0d)7:30

ここでようやく病院に電話をかける。とりあえず4:30からの事を伝えると「朝ごはんを食べて、入院の用意を持って来い」だった。

ご飯を食べて前もって登録していた陣痛タクシーに電話する。陣痛タクシーは何度か使っているが、ほぼ10分で来てくれる。

7月2日(40w0d)8:30

陣痛タクシーに乗って病院へ。なぜか高確率で陣痛タクシーの運転手さんはこの数ヶ月以内に孫が産まれてる。そんな運転手さんの孫の話を聞きながら病院に到着。

いつもの外来診察室ではなく、病棟に案内されてビビる。この時点でまだ私は「破水ではなくおしるし」だろうと思っているからだ。病室案内されて、こんな事で電話してすみませんと恐縮する。

とりあえず診察すると子宮口をやたらグリグリされて痛い「痛いですよねー」と言われた。うん。痛い。容赦なくグリグリされた後「指一本分ですね」と言われる。出産まで果てしなく遠い事を自覚する。

その後NST(ノンストレステスト)を行ってると、助産師さん?看護師さん?が細い紙を持って「量は少ないですけど、破水は破水でした」と言われて仰天する。「え?破水ですか?」とびっくり。「なのでこのまま入院です」と。

素人判断って本当にダメなんだなと言う事と、お産に関しては人それぞれすぎてネットに正解は無いと思い知る。

7月2日(40w0d)10:00

病院着に着替え、やたら綺麗な個室に案内される。この時点で+5000円になった。

受付で入院の手続きを行う。とりあえず手付金10万円を払う。これが少しは戻ってくるかどうかはこれからのお産の内容による。恐ろしい。そういえば友人Mが「破水からの出産だから医療保険おりた」と言っていた事を思い出す。私も帰ったら自分の保険を確認しよう。

7月2日(40w0d)12:00

お昼ご飯が運ばれてくる。美味しい。

食後、寝る。するとまたNST。

7月2日(40w0d)15:00

デザートが運ばれてくる。美味しい。

また寝る。

7月2日(40w0d)16:00

破水の量が大したことないのでシャワー浴びていいよと言われたので、迷わずシャワーを浴びる。

私のような破水は病院来ない人多いんじゃないか?と疑惑を感じてくる。

7月2日(40w0d)18:00

晩ご飯が運ばれてくる。美味しい。

正直陣痛の気配なし。

もう自然に陣痛が来る事を諦めた。

全部明日だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?