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Terry Callier 『What Color Is Love』

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🎧 Terry Callier 『What Color Is Love』

1941年生まれシカゴ出身のシンガーソングライター。ジャズ、ブルース、ソウル、そしてフォークをミックスした音楽は70年代にニューソウルやニューフォークと呼ばれていたそうだ。

出会い

2011年のフランス映画「Intouchables」(邦題:最強のふたり)で、Omar Sy扮する主人公ドリスがお金儲けのために絵画を書き始めるシーンで挿入された「You Goin’ Miss Your Candyman」という曲。ソウルフルなベースと歌声にアコースティクギターという異色な組み合わせが好きになり、クレジットを見て速攻でCDを買った。

ジャケット

このジャケットよ!!。レコードほしいわあ。カッコ良すぎでしょこの写真。好きジャケランキングがあったら間違いなくトップ3に入る。ちなみにご本人ではありません。裏ジャケのご本人はこんな方。

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なんかおもしろいことを思いついて話す前に半笑いになってしまっている顔してます。ピュアーな感じが写真にも音楽にも出てます。ちなみに後年はこんな感じ。

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同窓会で「おまえ全然変わってないやないかっ」って言われて「いやいやそんなことないよ。もうおっさんやで。」と意味を履き違えてる人。

Terry Callierという人

3歳からクラシックピアノを習い、11歳から作曲、大学ですでにフォーク、ジャズ、ブルースを組み合わせた演奏を開始していたとの事。今で言うミクスチャーなのかもしれない。しかし大きな成功はしないまま1983年にミュージシャンを辞めてコンピュータプログラマーになってしまう。理由は愛娘を養う為。やっぱいい人だわ。っていうか1983年にプログラマーって。
このまま音楽人生が終わると思われた彼に転機が訪れる。90年代初めのアシッドジャズブームだ。新しいスタイルのシャレオツなジャズとして当時はラジオ、CDショップ、飲食店までアシッドジャズ一色だった。James Taylor Quartet、Incognito、Jamiroquaiなどが大人気の時代。彼が80年代にリリースしたシングルが再販されイギリスで人気となり音楽活動を再開する。当時はPaul WellerやMassive Attackなどとも交流があったらしい。Wikiで見て知ったが2002年にはKyoto Jazz Massiveのアルバムにも参加してたんですね。

このアルバム

既出のフォーク、ジャズ、ソウル、ブルースのミックスにパーカッション、ホーン、オーケストラなどわずか7曲のアルバムだがいろんな色の音色が楽しめる。Simon&GarfunkelとChicとEarth Wind & FireとSimply Redをごちゃませにして70年代のアメリカの刑事モノ映画のサウンドトラックで割った感じ。どんな感じやねんと思うでしょ。聴けば分かります。

まあとにかく、まだ聴いたことがない方は聴いてください。激オシです。

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