#レベレベ のこと pt.4 #NO_CHEATING

NO CHEATING ('22/11/12リリース)

NO CHEATING
  1. RAVE OUT
    目まぐるしく曲の構造がクルクル変わるジェットコースターのような曲。ただ、どれもがダンスビートで構成されているので、ダンスビート、特にブレイクビーツとレベレベの相性の良さは揺るぎないものであると再確認させられる。オタク君が好みじゃない、ブレイクビーツ、レイヴ。最高じゃないですか。
    ただ、レイヴって言っても所謂どレイブって感じじゃなくて、多分初期のレイヴだよね? 「Charly」とかその辺の。やっぱりレベレベはProdigyだな!

  2. なんだっていいんだYO
    ディスコクラシックスを通過したポップミュージック。それほどゴリゴリのディスコはしていないけど、それでもしっかりと残り香を感じる曲。今までレベレベにはディスコミュージックがなかったから新鮮。とりあえず平安さんには「レベでディスコやりましょうよ!」とは言っておいたので次辺りは…。
    松田さんは今までJ-POP、J-POPした曲、アイドルっぽい曲を書く印象だったけど、「BABY EVERYTHING」と今回の「なんだっていいんだYO」でかなり印象が変わりました。凄く良いメロディの曲を書きますね。

  3. 221-B
    これ、ライブでかなり歌いにくいんじゃない? なかなかドープなソウルで、これを聞いた後だと「Lonly Night」がポップに聞こえる。リルさんが普通にこういう曲を作ってくれることがレベレベを特異な存在にしてる要因の一つだと思う。盛り上がりの欠片も意識していなくて最高。

  4. SHOUT UP BABY!!
    ギターリフは「SMOKE ON THE WATER」が下敷きなのかな? ギターのウェイトが重いこともあってロック色が強い初期の曲調に近い。これは「BEYOND THE LAW」からある意味で正統に進化したレベレベの姿だと思う。

「ZUGZWANG」ほどではないにせよ、ロックとは異なる方向に舵を切ったレベレベの今の姿を現す1枚。「ZUGZWANG」の代表曲が2ステップで「NO CHEATING」のそれがレイヴ。どちらも星さんのアレンジが光る。ロックバンドをやっていてギターを弾いているからロックな人だと思ってたけど、凄くリズムコンシャスなアレンジをしてくれるから僕は大好き。大好き星さん。
恐らく「NO CHEATING」もファンの受けは悪いでしょう。ただ、分かりやすい形ではそこを狙っていないと思うのでそれで正解。アタックの強いEDMやビート感のあるロックをやれば多分受けは良いし、ライブも盛り上がって結果手っ取り早くファンを増やせる気はします。でも、レベレベはそうじゃなくて愉快痛快ですよ。そりゃ勿論ファンを増やさなければやっていけないのは百も承知してるけど、音楽として聴く以上は僕が好きな音楽を聴きたい。ファンの受けがいい曲はつまんないんですよ。ノリの良いロックとかクソ食らえですよ(怒られる)。