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冷やし温泉・2020

 はじめに。今年1年弊noteを読んで下さった皆様、ありがとうございました。アクティブに活動したのは10月以降という短い期間でしたが、何人もの方に「note読んだよ!」というお声を頂き、恐縮したものです。プロフェッショナルでもない、読んでも物事に有利に働くわけでもない文章を読んで頂けたこと、僕の脳内を少しでも覗いて下さった方がいること、その事実が僕にとって幸せなことです。来年もどうかよろしくお願い致します。

 挨拶はこの辺にして、個人的に2020年を振り返ることにする。

今年執筆・公開した記事

 https://note.com/mylovers/n/n46351f40225b

 今年、最初に公開した記事は『だから僕は大学を辞めた』だった。タイトル通り、僕の短かった大学生活を振り返るものだ。この記事に関しての裏話を書くと、中退を決断したタイミングでこのタイトルでnoteを執筆することを決めてはいたのだが、思考や事実を整理したり、またPCへ向かうまでに時間がかかるなどして、アパートを引き払っておよそ1か月後まで完成が遅れた。結果的に、大学時代の知人やお世話になった方に別れを告げる機会を手放してしまったことが悔やまれる。

 この記事の後、半年近く更新が止まっている。この間、コンビニで主に夜勤のアルバイトをしながら、5月に自動車学校に入学。しかし、それもサボりがちになり、未だに卒業できていない。この頃の自分が何をやっていたのか、今となってはあまり思い出せない。それほどまでに時間を浪費してしまったのだろう。

 https://note.com/mylovers/n/n73c5a4ed5cd4

 『昔の女』を公開したのが10月。それまでも、noteに取り組もうという気持ちはあったのだが、なかなか完成、公開にこぎつけられず、この記事がようやく皆様の目に触れるところとなったのだ。この期間に書き始めて挫折した下書きがいくつもある。いつか公開できればいいが、当時とは思考も変わってきているので、自分には期待しないでいる。

 https://note.com/mylovers/n/n54aa47c0cf54

 『+1』は、僕の21歳の誕生日に公開。

 https://note.com/mylovers/n/n4572d116cf23

 https://note.com/mylovers/n/nd25c00a8c5ab

 順番は前後するが、この『逃亡(仮)』と『一旦サヨナラ、きっかけ・健太さん』は、僕が遠出した時の旅行記という形をとっている。これらに関しては、他の記事と比べても感情を優先して書きすぎてしまい、文章としてのまとまり、整理に欠けるという反省がある。この辺りは、来年に向けた改善点だ。

 https://note.com/mylovers/n/n59214ff129de

 https://note.com/mylovers/n/ne95b86165090

 『中学生「こんにちは」僕「もうやだ……」』、『一生かかっても書けない文章』。日常の出来事から僕の感情、思考を抽出し、言語化したものだ。僕の脳内の一部を公開しているようなものだが、こういったことができるのは、実家に戻った春先に比べて、自分自身に余裕が生まれたからだと認識している。余裕がなければ、自己分析どころか、それを他人に見てもらおうなどという発想と行動はとてもできるものではない。

 https://note.com/mylovers/n/n21b9fee37970

 そして、昨日公開したのが、今年唯一の創作『記憶力が良すぎる男』だ。弊noteは、どうしても僕自身の体験や実感に寄った文章ばかりになる。それでは読者の皆様に楽しんでいただくことは出来ないと思い、高校時代以来のオリジナルストーリーの執筆に取り組んだのだ。が、これも正直に言って手応えのあるものではない。もしかすると、ゼロから1を創り出す能力に関しては、文芸部員であった高校生の頃から衰えているのかもしれない。当時の文章が手元に残っていないので、判断はできないのだが……。

 以上、7つの記事を2020年に公開した。

2020年を振り返っての所感

 noteに力を入れはじめ、前述の通り文章に関するお声かけ、メッセージなどを頂くことが何度もあった。本当に嬉しかったし、自分の為すことに反応があるという喜びを感じることが出来た。ベタな言い方をすれば、僕の存在意義のようなものを感じた。

 一方で、いただけるお言葉の多く、というかほぼすべてが「文章が上手いね」という意見だった。この言葉が不満なのではない。むしろ、小中学生の頃から国語が好きかつ得意で、平均よりは間違いなく文章に向き合ってきた、その生き方が認められたようで喜ばしいのだが、一方で、内容に関しては全く褒める余地がない、ということでもある。「お前の内面なんか興味ねえよ」という方も中にはいるわけだ。僕が認識している限り、最も遠いつながりで僕の文章を読んで下さっているのは友人の彼女さんなのだが、その方からすると、会ったこともない他人の身の上話と頭の中など、文の巧拙は判断できても、興味が湧くはずもない。

 また、僕は自分のことを言葉にすることが多いが、白状すると、執筆中の画面の奥に特定の人物の顔を思い浮かべていることもしばしばある。が、面白いもので、対象の人物に限っては反応をいただけたことがない。記事によって相手は違ったりするのだが、得てして何も返ってこない、というか読んで頂けたのかもわからない、というのが常だ。不特定多数(……多数ではないだろうが)の読者の存在はとてもありがたく、大切な存在なのだが、どうせあの方も、あの子も、アイツも、お前も、ここまで読んでないんだろ? と、そういう良くない感情が発生するのも事実だ。相手方にも、読者の方々にも一切責任はなく、ただ僕の力不足と人間としての相性の問題しかないのだが。

 それでも、僕は……、いや、俺は、諦めたくない。冷やし温泉というひとつのツールを使って、俺の芯の部分から沸き起こる気持ちを、今後も表現していきたい。それが伝わり、誰かに染みわたるような力をつけたいものだ。いわゆる「お気持ち表明」では飯は食えない。儲からない。そんな、ただ時間を食いつぶしているとも見られかねないこの方法で、俺は俺という人間を皆様に見て頂きたい。

2021年の展望

 具体的なことはまだ何も言えない。就職を……という思いはボンヤリ持っているが、まだ場所も業種も定まっていない。物書きで食べていくのを目指す、というのも考えているが、「仕事」とすることで今ある感性が死んでしまう可能性も捨てきれない。と、御託を並べてみるものの、来年22歳。大人の男として「やらねばならない」。まずは1月中に普通自動車免許を取得すること、それが目の前にある優先事項だ。

 もうひとつ。noteに精を出し始めてから、読書の重要性を痛感している。いくら想いがあろうと、文章に親しみのない人間の書いたものは、どうしても不自然になる。来年は、今年以上に多様な本を身体に叩き込みたいと思う。オススメの本や作家のある方、紹介していただけると嬉しい。ちなみに僕は森見登美彦が好きだ。

 最後に。来年も、僕の「愛」を伝えていきたいと思う。言葉にすると薄っぺらくなってしまいがちであるし、以前の記事で「『愛してる』なんて言うのはガラじゃないし苦手だ」という趣旨のことを書いたが、ヒト、モノに対する想いは、人一倍持っているという自負がある。惚れっぽいとかそういうことではなく(似たような指摘を受けることもあるが……)、関心、思い入れ、熱量、そういったものだ。今はまだ、伝わっているかもわからないような、目に触れてもいないかもしれない、noteでの文章でしか表現できないが、いつか、目の前で、お相手の気分を害することなく、精一杯思いの丈をぶつけたい。ぶつけられるようになりたい。

 何を言いたいかというと、皆様、僕と呑みに行きましょう。こういうご時世ですし、僕も大人数は苦手なので、サシでも大歓迎です。どこでも……とは言いませんが、中国地方までなら飛んでいきます。

おわりに

 繰り返しになりますが、1年間、本当にありがとうございました。本日も、残り1時間少々で年を越すというタイミングでの公開にも関わらず、ここまで読んで頂いて、本当に嬉しいです。もしかしたら、年を跨いでからこの記事にアクセスした方もいらっしゃるかもしれません。あけましておめでとうございます。2021年もよろしくお願い致します。

 良いお年をお迎えください。読者の皆様と私自身が、来年の今日、満ち足りた感情で2021年を終えることが出来るよう祈って、記事を締めさせていただきます。

 以上:ガキ使が31日夜に放送されない大分県にて執筆

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