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母乳育児①〜過酷な母乳育児の幕開け〜


我が子は今でこそ完全母乳だが、そこに至るまでかなり苦労した。

母乳育児なんて、出ない体質でもなければ楽にできると思っていた、出産前の自分を殴りたい。

まず母乳は、産んだ瞬間から十分な量は出ない。
その状態で、赤ちゃんに吸わせる。
とにかく吸わせなければ、出るようにならないらしい。
一説によれば、母乳育児が軌道にのるまで100日かかるのだとか。

吸わせるのにもコツがいる。

赤ちゃんの口元に乳首を当てると、口を開ける。
大きく開けたところで、舌に乳首が乗るように深くくわえさせる。

文字にすると恐ろしく簡単だ。

しかし、生まれたての赤ちゃんがどれだけグラグラか、ご存じだろうか。
支えるところからして、最初は上手くできない。どこを持っても潰してしまいそうだし、でもしっかり重さはあるし、(私は)不器用だしetc.
加えて我が子の場合、舌小帯が短めなため、舌で乳首を絡めとることが難しいようだった。

極めつけは、吸ってもあまり出ないからか、滅茶苦茶に嫌がる。
ミルクをあげればゴクゴク飲むのに・・・

そこで、助産師さんの勧めもあり、乳頭保護器を使用することにした。
(保護器については、別で感想を書いてみようと思う。)

結果、赤ちゃんは少し咥えやすそうだったが、私のやり方が下手すぎて、授乳タイムは苦痛だった。

そしてそれは、退院してからも続くのである。


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