植物細胞水® ~開発者インタビュー~
✅自然と人が一つに感じられる農園
重川
ハマナスが鮮やかに咲いていますね。
一番ピークのこの時期(6月中旬)に合わせて、訪問させて頂きました。
こんな早朝から(朝5時)収穫されているんですね。
篠原さん
そうですね。朝、収穫したものは性質がよく、とても良い原料になります。
重川
ハマナスの香りも農園一面、香っています。
木々や草花に囲まれてパノラマ写真を見ているよう。
ふきやイタドリがこんなに大きく育っています。
私の住んでいる周辺ではこんなに大きくなりません。
大地のエネルギーが高いんですね。こんな豊かな土壌で、
しかも、無農薬で育てているなんて、すばらしいです。
他の植物も栽培されていますが、なぜ、ハマナスをメインにされているのですか?
篠原さん
ハマナスは日本原産のバラの野生種でジャパニーズローズと呼ばれています。この土地、風土に合ったものをと考え、ハマナスになりました。2千~3千本植えてあります。
身土不二、私たちの住む土地のもの旬のもののエネルギーを取り入れることが一番シンプルで良いのかなと思っています。
重川
そうですね。季節の旬のものや、住む土地のものが私たちに一番合っていると思います。ところで、収穫されたハマナスの花がカゴいっぱいに並んでいますが、このあと、どのように加工するのですか?
篠原さん
農園の隣に建てた、こちらの蒸留設備で、収穫後すぐ加工します。どうぞ、こちらへ、加工工程をお見せします。
重川
ありがとうございます。そういえば、こちらの蒸留所も篠原さんが造られたんですよね。
篠原さん
そうです。大工工事から電気工事まで。結構、時間がかかりましたけど。
重川
栽培だけでなく、蒸留所まで自作なんてすごいですね。
篠原さん
なんでも自分でやりたい性分なんで(笑)
それでは、こちらのタンクをのぞいて見てください。先程、収穫したハマナスの花が入っています。
この専用の設備を使って、蒸留器内を真空・無酸素状態にすると、30~35℃の低い温度で乾燥出来ます。
乾燥の際に蒸発する水を冷却することで抽出します。この製法を「減圧低温蒸留法」といいます。
従来の水蒸気蒸留と違い高温・一切の水を加えない為、植物の香りや酵素の劣化が少ないんです。
重川
あー、透明な液体が出ていますね。
あんなに鮮やかな色の花びらからこんな透明な液体になるなんて、
ビックリ!
✅植物のエネルギーを凝縮した水 〜 植物細胞水 ~
篠原さん
これがハマナスの「植物細胞水®」です。
重川
植物細胞水?
篠原さん
植物には、70~90%の水が含まれています。
たとえば、 果物や野菜 1kgを乾燥させるとおおよそ、水800gと乾燥物200gが出来ます。植物に含まれる成分のほとんどは水なんです。 その水にはさまざまな働きが隠されているようです。
重川
植物細胞水は、ただ植物を搾っただけのものとは違うのですか?
篠原さん
植物に含まれる水には、大きく分けると
「細胞内の水」と「細胞外の水」「細胞壁まわりの水」
の3種類が含まれています。
植物にも花、茎、葉、根などがありますがただ絞っただけの水は「細胞外の水」です。そのほとんどが葉や茎、根から出た水です。
しかし、花はただ搾っただけでは水はほとんど出てきませんが、
この製法で抽出することが出来ます。
それが「細胞内の水」=「植物細胞水®」です。
重川
その植物細胞水(細胞内の水)の特徴とは?
篠原さん
時間をかけて花を自然乾燥させると花びらの水分もほぼ抜けます。
その花びらの抜けた水分が「細胞内の水」なんですが、今までは取り出して活用することがありませんでした。
「細胞内の水」 や 「細胞壁まわりの水」 は面白い特徴があります。 水が細胞を通過するときに、おそらく、その構造を変えているようです。 そういった水は、さまざまな機能性を持っていて、飲んでは吸収されやすく、肌につければ保湿にも効果的です。
その効果を調べる方法として「表面張力」があります。
植物細胞水の詳しい説明はこちらで説明しています。
✅「表面張力」でわかるエネルギーの高さ
重川
表面張力ってコップいっぱいに水を入れたときに盛り上がる現象ですよね?
篠原さん
はい。
表面張力とは、水がどのくらいのエネルギーを持つかを知る指標で、
温度が高くなると数値は下がり、温度が低くなると上がる特徴があります。
ハマナスの花の植物細胞水の表面張力を測ると、100℃の熱湯より表面張力が低いんですよ。表面張力の低い方がエネルギー、活性が高いのですが、表面張力が低い方が浸透しやすくなるんです。
重川
「植物細胞水」は、活性が高くて、浸透性や吸収性が良く、絞るだけでは取り出すことの出来ない水ということなんですね。
篠原さん
はい。特にハマナスの花の表面張力が一番低い数値でした。
✅水は「情報伝達」する
篠原さん
また、水は情報を伝える働きがあると思うんです。
私たちの身体も60~70%の水分で出来ていますから、「植物細胞水」は地球の大地からエネルギーをもらった植物の情報を飲んだり、つけたりすることで伝達しているようです。
重川
そんな素晴らしい働きを持つ植物細胞水で「ディライト」や今、お願いしている開発中の製品に使われているなんて、これからも本当に良いもの広げていくことを自信をもって活動していきたいと思います。
篠原さん、今日は本当にありがとうございました。