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7月15日「小松美羽展~岡本太郎に挑む霊性とマンダラ~」
『小松美羽展~岡本太郎に挑む霊性とマンダラ~』へ行ってきた。
ようやく行けた。ようやく小松さんが描く神獣さんたちをみることができた!
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もんのすごい雨だったけれど、岡本太郎美術館は生田緑地内にあって、歩いているとセミや鳥の声が絶え間なく聞こえてくるし、なにより土と緑と雨の匂いがとても心地よかった。
岡本太郎さんの作品を間近で見るのも初めてだった。
作品と共に展示されている太郎さんの言葉にいちいち頷いてしまう。
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小松さんもそうだけれど、アートに限らずどの世界であっても自分をバリバリに生きている人たちの言っていることって共通しているものがある。
彼らに見えていること、感じていることはきっと同じで、それをそれぞれの世界で表現して伝えてくれているんだろうなぁ。
彼らにはどんな世界が見えているんだろう。
それを作品たちは存在することで教えてくれる。
彼らが捉えているものを表現し、それを形にして見せてくれることによって、その意味がわからなくともその作品たちを見るだけで、その存在を感じるだけで、見ている者たちは自分では気づいていなくとも自分の中の何かしらが反応している。
その反応は意識せずともきっと自分や周囲に深い影響を及ぼし、波紋のようにそれらが拡がっていくのだろう。
だから本物を見に行く、ということがとても大事だと思う。
今回、小松さんの作品たちを見て、初めて「絵が動いている」という感覚を味わった。正直びっくりした。地震が来たか、疲れて自分が揺れているのかと思った笑
全ての作品がそう見えたわけではないけれど、いきなりグネンって動いた(ように感じた)。
有田焼の狛犬さんたちは、今にも本当に走り出していってしまいそうだし、なんともダイナミックでパワフルな、そして凛とした強さのある空間だった。
あの一つ一つの作品を生み出すのに、どれくらいの力を使うのだろう。。。
「伝える」ことを役割としている人たちは、自分の身体を通してその言葉をその感覚を人間の眼に映る形として、聞こえる形として表現してくれている。
きっと常に自分に嘘をつかずクリアでいなければ、自分の魂を生ききっていなければ、間違うことなく繋がってそれを表現することはできないんだと思う。
違うことを表現することは、きっと命を削ることにも繋がってしまうことなのではないだろうか。
なんて凄まじいのだろう。。。
だから私たちは、その「真実」を語ってくれる表現者たちの作品に否応なしに反応し魅かれるのだろう。
今日、ほんとうに見に行けてよかった。
美術館を出た後はちょっとした興奮と冷静との間でぼ~っとしていたが、
帰宅後どうにも動けなくなって寝てしまった。
情報量が多すぎて受け容れる身体がパンパンになってしまったみたい。
さ。寝よ。
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